県庁職員の意識は変わったのか?

 今日のテーマは「県庁職員の意識は変わったのか?」です。元祖「改革」派と自称する橋本大二郎氏が高知県知事に就任して10年経過しました。 県庁職員の意識変革に成功したと言えるのでしょうか?「やみ融資」問題などでは、全然 変わらない無責任体制を露呈しています。県庁職員の意識を変えることは難しいことなの でしょうか?

1)勤務態度がきっちりするようになった。地下の喫茶店の売り上げが下がった  。これはあたりまえの勤務態度になっただけの現象でしょう。

2)接して見まして、知事の改革への行動が、末端職員まで浸透していないよう  に感じます。「知事はあと1年半で辞めるのだから」という意識があるので  は。

3)この番組をやっている関係か、「県政に批判的な人物」と県庁内では見られ  ているようです。どう見られてもかまいませんが、批判は堂々とやっていた  だきたい。県庁職員は県民各位と接触する機会が少ないのでしょう。それで  、対応に不慣れではないのかと思いました。

* 結論は全然変わっていないと思います。国からの政策や予算を、市町村に下  ろすのが県庁の役割であるとの意識を感じます。地方自治体という意識がと  くに高知県庁は薄い。

* 中央政府の代行業務をやっているという意識が強いのでしょう。それに県庁  職員は競合相手が存在しない気楽さがあります。県民の意見など聞かなくて  も業務に支障はないのですから。

* ただ優秀な人たちの多いシンクタンクであります。広く県民のためのパブリ  ック・サーバントであっていただきたいと思います。高知県最大のサービス  業であるという意識が皆無なのは残念です。企業家感覚を持つ事業を県民と  共有してどんどんやるべきでしょう。

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2002年3月1日