行政システム改革室とは何か?  

 今日のテーマは「行政システム改革室とは何か?」です。高知県庁総務部にある行政システム改革室。役割はと申しますと「行政システムの 改革に関すること」と一言述べられています。「やみ融資事件」や「別件闇融資事件」が、昨年の高知県庁では、大きな黒い影を 落としました。平成10年に誕生した行政システム改革室。何が改革され、またどのような 課題があるのでしょうか?

1)橋本知事は2月の対談でも4年ほど前に「思いを込めてこしらえた」との事  。従来の行政機構になかった部署だけに、自由に行動できる特色があります  。

2)発足当時は、4人の室員以外は、他部署との兼任でした。県庁内の「横断組  織的」な要素があったようです。(今でも兼務体制です)

3)現在は7人の室員で構成されています。県予算の査定の折に、財政課長と行  政システム 改革室長と両者で協議しています。予算の根拠、どういう新しい  観点を出したのか。などから、「判定」していくようです。

* 私たち県民との接点は、昨年半年間所属しました「県民参加の予算づくり委  員会」でした。知事の発案で、公募された県民有志によって県庁の予算を作  成してみるという委員会でした。昨年は一歩進んで、行政と民間の立場を超  えて、公的活動は出来ないかを議論しました。

* 真摯な議論が展開されました。結果的に「3000万円は返上する」ことを  知事に答申。メディアなどで、少し話題になりました。しかし議論の渦中に  いたものと、そうでない立場の人では、受け止め方に「落差」がありました  。知事もマスメディアもよく理解して頂いたかといえば、そうではありませ  んでした。

* 本年度は昨年の公募メンバーが全員「留年」し、新しく公的事業のありかた  を検討し、実践する仮称「社会起業システム研究会」を発足させ、広く県民  各位の議論を巻き起こす予定になっています。行政システム改革室はそ    の事務局的な役割を担います。

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2002年3月1日