県庁の改革は可能なのか? 

 今日のテーマは「県庁の改革は可能なのか?」です。

 昨年は高知県庁は不祥事で揺れました。「特定個人」や「特定の団体」に極めて弱かった高知県庁。そうした「悪しき伝統」決別するために、多数の県民はしがらみのない民間出身の橋本大二郎氏を3度知事に選びました。

 県庁ナンバー2の副知事まで、「やみ融資事件」で昨年逮捕されました。今後は県民に失意を与えない県政の改革は可能なのでしょうか? 

 高知県庁議・調整会議メンバー一同名の「県政改革に向けての決意」を資料でいただきました。 

1)そのなかでの県幹部メンバーによる決意表明が,平成13年9月12日付けの文書にあり  ます。 

 「特定の個人や団体などへの毅然とした対応を評価する。」

 「外部との話し合いをオープンにする取組みを推進する。」

 「課題意識を持ち行動する

 「庁内の情報共有を徹底し、多面的な議論を確保する。」

 「意思形成の過程を県民に明らかにする。」

 「情報公開を徹底しする。」というものでした。 

2)大変結構な決意表明です。高知県庁職員は,県民と直接向き合うことはありません。「 事なかれ主義」が蔓延しておれば、当然特定個人に弱みを握られ、脅かされます。「情 報公開」が何より重要なのはそこです。 

* 「やみ融資」事件で県費が約30億円焦付きました。企業であれば倒産ですし、大企業 でも、大変で,リストラや賃金カットも当たり前です。ボーナスなんて論外です。感覚が県 職員全体がおかしいと思わなければいけない。 

* 提案予算案での「説明責任」も県庁内では定着しているようです。もう1度公共の理念 に帰ってい ただければ良いと思います。 

* 県議会だけでなく、各部局は直接県民に事業説明をすべきです。パーソナルメディア  である高知シティFMなどを最大に活用していただきたいと思います。

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2002年3月1日