どうなる有機農業の振興

 

 今日のテーマは「どうなる有機農業の振興」です。

 高知県は施設園芸が盛んな地域です。温暖な気候を利用したビニールハウスのなかでの促成栽培された野菜やくだもの、花などが大都市へ供給されています。高知県の主要な産業の1つです。

 しかし重油を使用し、ビニールを大量に使用、化学肥料や農薬使用に関しては,環境保全の立場からの批判もあります。良いことはわかっていても有機農業は「手間隙がかかりすぎ」「生産ロス」も多いので、なかなか普及しないようなのですが? 

 *高知県農林水産部農業技術課 *高知県環境保全型畑作振興センターからの資料をいただきました。 

1)県は「環境保全型農業」として位置付け、推進事業を展開しています。

  「有機物の活用や化学肥料,農業の効率的な利用により、生産性を維持しながら環  境への負荷を少なくした,持続性を持った農業」と位置付けています。

 

2)平成4年頃から取組んでいました。平成13年以降は、国際環境規格「ISO14001を活用した新たな視点による環境保全型農業のシステム構築及び推進」をしています。 

  高知県「環境保全型農業」に関するホームページ 

  http://www.nogyo.tasa.net.-kochi.gi.jp/saibai/kanqonogyo/index.html 

* 土壌消毒剤として広範に使用されている臭化メチル。オゾン破壊物質として2005年の 全廃が決定されています。代替農薬の選定も行なわれています。

 

* 生産農家への取組みはそれなりにされています。問題は販売システムの確立でしょう。

  中国野菜の進出も消費市場で活発であるからです。消費者へのプレゼンテーションが大事です

  

 

 

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2002年3月1日