夢のある路面電車博物館 今日のテーマは「夢のある路面電車博物館」です。 昨年も伊野町で構想が固まりつつある路面電車博物館について取り上げました。その後の事業の進展状況はどうなったのでしょうか? 高知県政策総合研究所も「ユニバーサルデザインによる都市づくり」のなかで、路面電車の活用を提言しています。ライトレールという低床式の路面電車を現在の道路中央部でなく、道路の両側に走行されるという構想です。まさに環境にやさしく、バリヤフリーに対応する「切り札」に路面電車は期待されています。 土佐電鉄も2004年に創業100年を迎えます。路面電車博物館、実現すれば良いのですが。 1)現在路面電車が走行している都市は、高知,松山、長崎など20都市にすぎません。大変な貴重 な「まちの資源」です。路面電車博物館も日本には存在していません。実現すれば画期的です。 2)伊野町まで路線が伸びていますのは,その昔生産した紙を路面電車の後にトロッコを引き、荷物 にして高知市桟橋まで運びました。原料は逆に伊野まで運んだのです。今回の事業計画も紙と 路面電車の歴史でもあり、コンセプトがしっかりしています。 3)構想段階ですが、かなり煮詰まりました。歴史的意味だけでなく、「環境保全のために路面電車 を活用する街」になるべきです。調印する京都議定書では、二酸化炭素を2006年から12年迄 の5年間に、年平均5%削減しなければならないのです。路面電車を都市づくりに活用すれば、 目標の達成は可能です。 4)伊野町は清流仁淀川とともにありました。流域には人口も多く、環境に負荷をかける製紙工場が が数多く立地しています。しかし関係者の努力で清流は保存され、鮎が遡上する川です。 今一度環境計画の視点から路面電車を見直し、そのシンボルとして路面電車博物館はつくら れます。 * 関係者で大阪市弁天町にある鉄道科学博物館を見学しました。もちろん規模が違います。でも 参考になりました。鉄道模型。鉄道関連用品の展示。運転シュミレータ―。ライブラリー。 何時間いても空きが来ません。 * 路面電車博物館の大規模なものは、オーストラリアのシドニーにあります。伊野町旧市街全体 を路面電車博物館にすべきでしょう。これこそ「まちなか再生事業」になります。夢のある構想 なので是非実現したいものです。 |
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人目のゲストです 2002年3月1日 |
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