5月10日、元副知事をはじめ県庁関係者が高知県警に逮捕されました。
高知県庁はかつてない不祥事に覆われています。商工労働部では、捜査の関係で業務に支障が出ているようです。今日のテーマは「橋本知事は任期をまっとうせよ。」との事なのですが。
以前このコーナーでは、県政の不祥事問題でのコメントが多くありました。そのなかで「橋本知事は辞任し、出直せ」という意見を提案していたようですが?どうなのでしょうか?
1)実際に、元副知事が逮捕され、県庁業務に深刻な影響が出ています。
捜査は進展し、起訴まで容疑を固められるのか。どうなのでしょうか。「金融機関に見放された
モード社を、県の特別融資で延命させるのは、400人の職場を破綻させてはならない判断から
である。」事が、背任行為になるのか、政策融資になるのか、捜査のゆくえと、裁判には注目。
2)問題は橋本知事の責任の取り方であります。現在3つの選択肢があります。
*「責任をとって知事を辞任し、東京へ戻る。
*「知事を辞任し、出直し知事選に出馬し県民の審判を仰ぐ。」
*「辞任せず現職のまま、知事としての職務をまっとうする。」
3)3つの方法には、いろいろ問題があります。
辞任は潔さは感じますが、無責任。第一誰が知事をやるのでしょう?ごく一部に松尾高知市長と
いう声がありますが、県知事選挙。市長選挙もやらなければなりません。それこそ松尾さんも無責任です。県、市のトップリーダー二人を無責任に辞任させるわけにはいけません。
知事選挙をやることを以前提案しました。しかし選挙ともなれば五億円ぐらい費用がかかります
。これこそ無駄遣いです。以前は「県民の審判と信任」と言うことで、提案しましたが、経費がかかりすぎます。
やはり知事としての仕事をやるべきでしょう。
4)情報公開の具体論
オンブズマン制度を公設にてこしらえる。民間人と弁護士、会計士との委員を選抜し設置。
調査権限を与える。
たとえばある県民から「うちの子供が学校でいじめにあっているらしい。なんとかしてほしい」
という要望があるとします。公設オンブズマンが取り上げると、教育委員会に説明命令を出します。
担当部署は二週間以内にオンブズマンに文書にて回答しなければなりません。
都市計画や大規模公共事業の公開プランニング。マスタープランの段階から情報を公開し、広く県民の意見を集め審議する。担当部署は計画の説明責任を負う。
橋本知事は辞任してはいけない。
むしろ県政の情報公開のチャンスと考え、攻勢に出ていただきたい。