知事は辞任し出直せ

 今日のテーマは「知事は辞任し出直せ」です。昨年来から次々と明らかになりました県庁がらみの不祥事。元海洋局次長が商工政策課課長時代に,指導監督する地位を利用して,監督下の高知商銀から五億円の融資をさせ焦付かせた事件。

 協同組合モード・アバンセに対する15億円にのぼる「やみ融資」事件。闘犬センターに対する元副知事らが関与されたとされる「幹部による念書による巨額融資未遂事件」。大不況で高知県の商業界が壊滅的な状況にもかかわらず、特定の個人と団体を優遇する政策を県幹部は取りつづけました。一般の多数の県民とは何ら関係がありません。

 高知県議会の「100条委員会」での審議をもとに、告発され、県警で受理されました。県知事としての「結果責任」は問われるのではないでしょうか?

  • 明らかに問題となっている元副知事や,元収入役,元幹部を任命したのは,橋本知事です。任命者としての責任はあります。
  • 県議会とて責任はあります。元副知事らを議会決議で、承認されているからです。
  • 県民が橋本知事に期待したのは「県政の改革」です。しかし残念ながら改革された部分はあるものの(官・官接待の廃止など)、一連の不祥事の露呈は,県民を落胆させました。
  • 橋本知事は責任をとって辞任すべきです。そして選挙で県民に真意を問うべきです。なぜ選挙をし出直すことを期待するのかそれは県庁人事、副知事、収入役、幹部の「一新」を期待するものです。

 「透明な県庁人事」を期待します。
 「情報公開」の行政を期待します。
 「民間人などの思いきった幹部への登用」を期待します
  
「知事と県民との直接対話」の仕組みづくりを期待します。
 「インターネットの全県民への普及の推進」を期待します。
 
「高知県の広告塔として大活躍を」お願いしたいです。

 橋本知事は、知名度が高く、人脈もあります。高知県民が考えているより、ネットワークがあります。ただこの10年間、高知県民は橋本知事を「使い切っていなかった」と思います。

 幾度かは出て消えた噂「知事を足がかりに,中央政界に出るのではないか」と橋本知事は就任当時から言われました。ご本人は「政治生活は高知県知事が最後である」と言われています。であるならば、本人のけじめもあるでしょう。

 私は、橋本知事が本来の能力を発揮するために、「出なおし」を公約に掲げ、県庁の改革をしていただきたいと思います。またごく一部の県民に松尾高知市長の知事期待論があるそうです。

 ご本人は最初から「やる気」があるでしょうが、高知市長の勤めをきっちりしてからであり、「論外」です。あくまで橋本知事に「改革」を期待します。

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2002年3月1日