頑張れ土佐産商

 今日のテーマは「頑張れ土佐産商」です。土佐産商は木材住宅建築と販売を事業にしています第3セクターです。土佐町も大口出資していますが、大阪豊中市の千里にある営業拠点の住宅販売、リフォーム事業の成果は今一つです。一方建物1階にあります高知県産品販売店は、1日平均50万円の売上があり大都市部の消費者に好評です。土佐町の債務保証額は5億5900万円に増加し、危機的な状況なのですが。

  • プレハブ全盛時代、シックハウス症候群の多い時代に、産地直送住宅を販売することはロマンがあり良いことである。
  • 高知県産品の販売や交流拠点としての機能は立派である。土佐れいほく農協も支援をしていて今以上の伸びが期待できる。
  • 土佐町には「木遊館」などがあり、木の文化事業の推進していく自負と意気込みを感じます。「空飛ぶ大工」といった建築大工の養成所もあり、産地直送住宅をおこし、 林業の振興をはかるという壮大な試みでした。
  • 社長の中塚頼彦氏は、本県出身の実業家です。大阪ジョン万次郎会長もなさっていました。広範な人脈をもたれているスケールの大きな人です。

 現在は住宅不況のさなかにあり、再建は大変でしょう。でも時代は来ると思います。あきらめずにやってほしい。在来工法の家は高額だ。バリアフリーや環境保全も視野に入れた戦略で頑張ってほしい。

 拠点の千里地区も高齢化が進行している。田舎のなつかしさもある。やはり実績を多くこしらえることだろう。

 流通業などと違い、建設業の場合は現場施工だから「差別化」が難しい。金額も大きいし、一般市民に良さをわかってもらいうには相当な時間がかかる。

 

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2002年3月1日