キャンプ地・高知のPRを
昨年(2000年)の高知の観光は、牧野植物園と北川村の「モネの庭」を除いて、軒並み前年を下回りました。
本州四国連絡橋も三本すべて完成し、四国四県の県庁所在地も高速道路にて結ばれました。道路整備は進みましたが、観光面では高知県観光には残念ながら寄与していません。更に今年は大阪に「ユニバーサルスタジオ・ジャパン」という超大型テーマパークが完成しオープンします。四国の観光はますます大変になるようです。
高知ではダイエー、西武、阪神のプロ野球三球団がキャンプをしています。今年はサッカーJ1の
神戸と札幌も高知県春野町でキャンプを張ります。今日のテーマは「キャンプ地・高知のPRを」ということですが。
- 今年のプロ野球高知キャンプも二年前からいうと地味ですね。人気球団の阪神も新庄選手が退団しましたから。二連覇したダイエーと松阪投手のいる西武が頑張っていますので、大事にしたいです。
- 全国47都道府県でプロ野球キャンプをしている県はたった4つしかありません。高知の他には、宮崎、鹿児島、沖縄だけです。いずれも温暖な地域であり施設園芸が盛んなところです。中四国関西では高知だけですから、大変な「希少価値」と言えます。
- 全国各地のプロ野球ファンにとっては、ひいきのチームの選手を身近に見られます。キャンプは一ヶ月もありますので、高知観光の一番のピークのシーズンにする戦略が必要ではないでしょうか。練習は午前10時から、午後3時ごろまでです。そのあとの観光案内、飲食案内、買い物案内する「しくみ」がまだまだ整備されないのはもったいないです。
- 金銭面だけではありません。「青少年に対する精神的な効用がある」ということで、今年初めて宮古島でキャンプをした阪神投手陣を今後も誘致するために七億円もかけ施設改造に着手しています。安芸市もうかうか出来ません。
※このコーナーでも強調していますが、「キャンプ地・高知」を強力にPRする方法を観光関連の方々は考えるべきでしょう。
※県観光協会のホームページも完璧ではありません。Jリーグ関連の情報は不充分でした。
※アメリカのフロリダのように、「温暖な保養地」のイメージをキャンプを利用して全国にPRすべきでしょう。
※従来型の高知観光といえば、高知城、桂浜、よさこい祭り。それだけでは弱い。キャンプ初日の2月1日に「南国土佐観光びらき」の式典が高知新阪急ホテルで開催されました。その席に西武の東尾監督も、ダイエーの王監督も「たる割」に参加していました。地元紙は報道していましたが、スポーツ新聞各紙はその席に招待されなかったのか報道されていません。残念です。
※2月4日(日曜)にNHKの「サンデースポーツ」のコーナーで高知から、ダイエーの王監督と西武の東尾監督が生出演しました。貴重な「全国発信情報」でした。観光行政も業者もキャンプ地を再評価し、もっと全国にPRしてほしい。
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