軽薄な麻生政調会長の沖縄関係発言

 今日のテーマは「軽薄な麻生政調会長の沖縄関係発言」です。  自民党の麻生太郎政調会長は、1月に「沖縄県の普天間米軍施設の代替施設を6000億もかけて建設しながら、15年後に取り壊すのはおかしい」と発言、大変な反響を呼んでいます。沖縄問題に取り組んできた自民党の野中元幹事長も「橋本内閣以来歴代内閣で行ってきたことを無視する発言」と怒りを露にしています。沖縄担当の役職である沖縄振興委員会委員長を辞任しました。稲峰沖縄県知事も「普天間代替基地は15年の使用期限」を公約に昨年再選されたばかりです。小泉内閣全体が沖縄問題に熱心ではないと思われますが・・・・・・。

1)全く熱心さはありませんね。麻生氏は辞任すべきです。普天間基地が沖 縄県民にとっ て迷惑施設なのかが、全くわかっていません。軽薄そのもの です。

2)普天間基地は2500メートル滑走路があります。高知市のスケールで 言えば、知寄  町から上町5丁目の電車道路が滑走路です。幅ははりまや橋 から高知駅前までが米 軍基地だと仮想してみてください。都市の中心にあ る軍事施設なのです。

3)周辺の住民は騒音と墜落の恐怖、米軍の犯罪に悩まされてきました。「 日米地位協  定」がかつての「不平等条約」の要素があり、一方的に地元住 民は被害を受け続けて きました。

* 移転予定先の名護市の海岸付近には、ジュゴンの生息が判明しました。 環境問題  など克服しなければならないことは山ほどあります。建設工法も 問題です。

* フィリピン政府は最近、海兵隊基地の誘致を表明しています。グアムも 言うています 。しかし沖縄の戦略的位置は重要ですから、移転は難しいで しょう。そうなれば円満解 決がますます必要なのです。

* そんな矢先の麻生氏の「軽薄」な発言です。橋本氏も小渕氏も沖縄問題 には熱心で した。小泉内閣は全然人材がいません。これ以上「舵取り」を 任すのは日本にとっては 不利益きわまりまいと思います。

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2002年3月1日