どうなる民主党?
今日のテーマは「どうなる民主党?」です。 民主党党首鳩山由紀夫氏は12月13日党首を辞任しました。独断で自由党との連携会談していたことを党内から批判され、引責辞任しました。野党勢力は民主党を中心にとの党内決議はされましたが、混迷が続いています。
民主党は、自民党の一部、旧社会党、旧民社党、旧さきがけなどが合体してこしらえらた政党です。内紛は仕方がないことですが、国民に失意を与えたことも事実です。どうなるのでしょうか?
1)憲法をめぐる解釈でも両極がある民主党。もともとまとまるのが難しい政党でした。 内紛があるのは当たり前です。自民党は政権政党なので権力分配は出来ますが、民主党はそうした特権はありませんから。
2)労働組合主体の支持者もいれば、自民党に入党できなかった予備軍もいます。松下政経塾出身の「政治ずれ」した議員の多さも目立ちますね。
3)前回の総選挙では自民党の失点で当選した議員が多いのも確かです。党の支持率は3%を切り、逆風が吹いています。国民から見捨てられた形なので、もし今総選挙があれば大敗すると思います。
*鳩山由紀夫氏と高知県知事橋本大二郎氏は「竹馬の友」でもあります。知事選の折は、鳩山氏が応援に来たことがありました。今後の鳩山氏の動向は、高知県民も無縁ではありません。
*民主党は「国民政党」に脱皮出来ませんでした。インターネットを活用したりしていましたが、国民的な広がりを形成することは出来ませんでした。
*高知県内でも、旧社会党は、民主党、社民党、新社会党勢力に分解したままです。それぞれが労働組合の支持だけで成り立ち、広い県民の支持が得られていない「組織政党」にとどまっています。地方組織はそうした実態なのでしょう。
*野党がしっかりしないと政党政治や民主主義は機能しません。だれがリーダーになっても「再建」を見据え、国民政党をめざし、政権奪取できる政党になっていただきたいものです。
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