道路公団の民営化は良いことなのか?
今日のテーマは「道路公団の民営化は良いことなのか?」です。小泉内閣は、「道路公団の民営化」を提唱、民間有識者を中心とする諮問会にて、検討しています。発表されました内容では「採算の合わない高速道路は建設しない。」「公団は民営化して黒字の出るような合理化を図る」等です。 一方平松大分県知事などは「地方の切捨てだ」と猛反発。与党の自民党議員もはやくも答申に反対の動きを活発にしています。高知県にとって良い事なのでしょうか?
1)良いことではありませんね。今年やっと須崎市まで高速道 路が出来ます。先 には窪川町もあり、中村市や宿毛市もあり ます。将来は愛媛県側とも繋がっ てほしい。それが素朴な、切実な地方住民の願いです。
2)都市部住民の「代弁者」として民営化は検討されているの でしょう。小泉内 閣の人気取り政策ではないでしょうか。地 方にすれば「切捨て」以外なにも のでもありません。「均衡ある国土発展」は全くの絵空事であります。
3)郵政事業の民営化問題とは趣が違います。採算の合う高速 道路と会わない道 路は歴然としているからです。郵便は金融 と保険が問題でした。道路は鉄道 同様に地方にとっては切実
です。
* むしろ道路公団は廃止し、国営化すべきです。高速道路も 国道にし、無料に すべきです。税金は多少高くなるでしょう が、そのほうが平等です。そうほ うが地方都市に良いかと言
えば必ずしもそうとはいえません。皆金曜日の晩 から車で東 京へ行き、地方の商業は壊滅する可能性があるからです。
* 民営化議論のなかには、建設費用の一部を地方自治体に持 たせるべきという 意見もあります。地方にはそんな体力はあ りません。暴論です。
* 結論は民営化には反対です。むしろ国営化して、国民が監 視して工事する体 制の確立が必要だと思います。
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