有事関連法案はとりあえず廃案に
今日のテーマは「有事関連法案はとりあえず廃案に」です。小泉内閣が6月国会に提出していました「有事関連法案」。国会日程を大幅に延長して、政府側は成立のための審議を急いでいるようです。一方野党側は、自由党が独自の法案を出したり、また一致して反対では一致しています。報道によりましても、今すぐにどうしても成立させなければばらない「緊急性」は感じません。どう考えたら良いのでしょうか?
1)政府は取り下げるべきでしょう。「生煮え法案」だからです。国民の「知る権 利」を制約し、地方自治体にも軍事優先の協力を強制する法律です。
2)沖縄ではとりわけ反対の声が強いです。なぜなら安全を守るはずの日本軍が 住民に危害を加えた事実があるからです。軍隊が安全を保証するものではな い、歴史的な実例です。
3)今すぐどうしても成立しなければならない「緊急性」は感じません。与党の山 崎自民党幹事長を中心とする「防衛族」グループが声高に主張しているだけでは ないでしょうか。
* 周辺国の軍事侵略活動については、外交努力によって、防止し、予防すべき 。仮にそういう事態になれば、国の防衛だから自衛隊も警察も国民各位も戦う べきであります。
* むしろ必ず起きるのは大地震災害でしょう。その場合の対策立法が必要です 。地方自治体の意見、国民各位の意見も徴集し、反映させた法律にすべきで す。
* 有事法制は必要です。ただし慎重な審議が必要です。慎重な審議なしの強行 採決などは絶対に与党はしてはいけません。国民世論が深刻に分裂します。
* 国民各位の「合意形成」は絶対に必要です。
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