附属学校の存続は困難なのか?  

 今日のテーマは「附属学校の存続は困難なのか?」です。文部科学省は、国立大学の再編と統合プランを発表しています。独立行政法人にし、国立大学同士の合併や再編の動きがあります。高知医科大学と、高知大学の合併を前提とした話し合いも開催されています。また再編案のなかで,「教育学部と附属学校を廃止する」という構想も提示されました。高知も無縁でなく、高知大学教育学部と附属養護学校、幼稚園、小学校、中学校の廃止が取りざたされています。父兄や卒業生を中心に存続のための署名運動も開始されていますが・・・・・。

1)橋本知事も遠山文部科学大臣に存続の要望で陳情しました。正式に決定した  わけではな いという回答でした。ことは高知だけの問題ではありません。

2)大学の教育学部の前身は旧師範学校でした。「歴史的な役割が終わった」と  いうのが文部科学省の見解。附属学校も無用になります。「ゆとり教育」の  実施により、 教員の  資質と専門性がより求められるとは思いますが。

3)高知でも附属学校の存在感はありました。しかし学芸中学が出来、土佐塾中  学が出来。いわゆる中堅中学になりました。小学校は私立中学受験者が大半  です。全国的にも進学的要素が強い附属が多い。

* ことは国が相手だけに存続は困難そうです。同じ附属学校でも地域によって  特性があるようです。

* 平野貞男参議院議員も「土佐学のためにも存続を」と発言しています。

* 教育関係としては影響は大きいです。国側も慎重な対応が求められます。    私も2人の子供が関係者です。存続の署名もしました。しかし展望があるかど  うかはわか りません。

* 四国は徳島県の鳴門教育大学に教育関係部門は集約するのでしょうか? 大学教 育のリストラなのでしょう。子弟の数も、ピーク時の半分になりますので、   改革は仕方がないと思います。

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2002年3月1日