右傾化の危険について
今日のテーマは「右傾化の危険について」です。5月のフランス大統領選挙では極右政党の代表が決戦投票まで進出し、世界を驚かせました。オーストリアでも排外主義を唱える極右政党が連立政権に参加し、EU(欧州連合)でも大きな問題になりました。
イスラエルのシャロン首相もパレスチナと妥協をしない武装進攻を繰り返しました。アメリカのブッシュ大統領も軍事優先する政策を実施しています。日本でも人気急落の小泉首相に取り変わろうと次を伺おうとしていますのが、石原東京都知事です。極端な日本優先主義と、韓国や中国を挑発する発言が目立つ石原慎太郎氏。左翼政党や社会民主主義政党はどうなったのでしょうか?
1)91年の旧ソ連邦の崩壊以来、左翼政党は元気がありません。理想やうそが すべて崩れたからでしょう。共産主義も理想郷ではなく、「秘密警察」「強制収 用所」「貧富差」のある
不自由社会であることを露呈したからでした。
2)一方の「グローバル・スタンダード」これはアメリカ優先主義でした。それに 反発する勢力が独自のよりどころをめざして民族主義傾向を取っています。そ れが極右の躍進につながっているのです。
3)小泉首相の次が石原氏というのは危険すぎますね。周辺諸国との軋轢をエネ ルギー する人だけに、日本国の舵取りを任せるのは危険だと思います。
極右ではありませんが、自由党の小沢党首も民族主義的な発言をしています。
* 左翼勢力は元気がありません。社民党にいたっては、いじましい辻元元議員 による「秘書給与ねこばば事件」で全然駄目ですね。理論的にも進歩がありませ んし。
* 歴史の教訓から言えば、極右が台頭してはろくなことはありませんでした。 たとえ思想や、宗教、民族が違えとも、「共存」しなければなりません。
* 有事法制や個人情報保持法などがこの時期政府から提出されているのも 不可解。日本国憲法の改正など誰ものぞんではいない。
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