企業、団体の政治献金は全面禁止せよ

 今日のテーマは「企業。団体の政治献金は全面禁止せよ。」です。  現職の徳島県知事が逮捕されました。またクリーンなイメージを出していました加藤紘一 氏の元秘書も逮捕されました。鈴木宗男氏の強引な政治資金集めも話題になりました。常に出てくる政治家とお金の問題。政治資金規正法やら、法改正や規制は沢山あるのに 何故次々と逮捕者がでる事態になるのでしょうか?

1)政治にはお金がかかる現実を国民各位が認識すべきです。国会議員にしても  議員歳費は年間2千万前後。公設秘書2名の給与は国から出ます。政党助成  金も自民党で1人当たり1000万円は党から支給されます。それでは足り  ません。

2)冷静に考えれば理解できます。国会議員の地元地域にも事務所は必要です。  2名の人員を確保しますと人件費だけで1000万はいります。事務所の家  賃、光熱費などで1000万。それだけで、議員歳費はなくなります。

3)選挙ともなれば、後援会名簿の作成、会報の発行、郵送費用、集会の経費な  どがかかります。支給される公的資金では足りません。足りないから資金   あつめのパーティをしたり、企業、団体、労組からの政治献金に頼らざるを  えません。それが諸悪の根源です。

* 企業、団体からの政治献金を禁止し、個人と政党助成金だけにすべきです。   現在国会議員は衆参あわせて727人います。1人あたり2億円の助成金を  だせば、年間1454億円の支出です。それで政治がクリーンになれば安い  ものです。

* 国民も自分が政治献金し、政治家の「株主」になる意識が必要です。年間1  万円前後政治献金する覚悟はいります。当然資金を出しているから、「使途  の情報公開」や「査定」」にはシビアになるからです。

* 現状では公共事業請負型の土木建設業者が政治献金しています。それは政治  家が介在して、高い単価と、粗利益が保障されているから出来るのです。結  局高いつけを国民は増税という形で支払いをしています。

* その事態を改善しない限り、未来はありません。

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2002年3月1日