地方と大都市との対立は促進されるか?

 今日のテーマは「地方と大都市との対立は促進されるのか?」です。

小泉内閣が成立して「構造改革」が高らかに宣言されました。

 「地方交付税の減額」「道路特定財源の廃止」「特殊法人の廃止」「郵政3事業の民営化の検討」など、大都市の有権者を意識した政策を打ち出しています。

 本県の橋本知事以下、田中長野県知事、浅野宮城県知事など「改革派知事」といわれる地方の知事たちも、この方針には批判的です。

 ますます大都会と地方との対立が大きくなるのでしょうか?

1)可能性はあります。特定利権団体とは無縁な大都市の無党派層。

  彼らの支持があってこそ「90%の支持率」があるのですから。

  小泉氏は神奈川県出身だし、支持者の石原東京都知事との連携で、物事

  を進めているのでは。

2)このあたりをチェックしないマスコミが煽りたて、「地方の主張は守旧派」

 「時代遅れ」の無責任なレッテル張りをしている。これはおかしい。

3)「都市活性化政策」も中身を検討しなければならない。

* 地方交付税を減らすのであれば、徴税権を地方に委譲すべきだろう。

* 中央省庁の解体、地方への委譲がなければ改革は偽者である。

* 一方で均一主義の人も閣僚にいるので、小泉内閣の言動にはくれぐれも

  注意。警戒警報を発令しなければならない。

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2002年3月1日