北朝鮮とどうつきあうか

 今日のテーマは「北朝鮮とどうつきあうか」です。昨年(2000年)の歴史的な「南北首脳会談」がありました。また西欧諸国のイタリア、英国、ドイツもあいついで北朝鮮との国交を樹立しました。敵対しているはずの米国クリントン前大統領の政権末期に、首脳会談の動きさえありました。

 一方日本とは「拉致問題」がありまして、他の諸国のようにはいきません。なじみのない「近くて遠い国」。どういった付き合いをすれば良いのでしょうか?

  • 基本的には、あわてる必要もありません。日本としては慎重にすべきでしょう。ミサイルの標準を日本に合わせ、国民に徹底した「反日教育」を行い、情報管理している国とはまともなお付き合いなどできません。
  • なにより日本人20人の「拉致問題」への、北朝鮮政府の「誠意ある回答」が前提でしょう。
  • それといくら西欧諸国との関係が改善しようとも、北朝鮮経済は好転しません。北朝鮮政府指導者は、日本との関係改善なしに経済発展がありえないことを知っているからです。
  • 民主主義が確立しない軍事独裁国家とは、ことさら仲良くする必要はありません。現実的な問題解決法はあるのだろうか

※北朝鮮系とされている朝鮮銀行が、全国的に破綻しています。日本政府もリストラを前提に「公的資金」(税金)の投入を検討しています。国交がない国とはいえ、国民生活に無縁ではありません。

※国民の命を守るのが日本政府の仕事です。「拉致問題」の解決なしに、交渉をすべきではありません。

※ミサイルの標的をはずし、偏見に満ちた「反日教育」の中止こそが、「対話」の前提でしょう。

 

 

 

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2002年3月1日