|
夜須の海は、みんなの海
|
|
今週のゲストは「YASU海の駅クラブ」代表の塩井政利さん、事務局長で、夜須町公民館長である安芸誠一さんです。今日のテーマは「夜須の海は、みんなの海」です。
かつて夜須町には手結海水浴場があり、塩谷には「海の家」がありました。現在も形を変えて存在しています。
もう40年ぐらい前ですが、「海の家」があり、小学生時代に海浜学校がありました。
土佐電鉄の電車で来まして、初めて外泊しました。手結海水浴場で泳いだこと、住吉海岸で磯遊びをしたことを昨日のことのように覚えています。サイクリングターミナルがその施設と言われていますが、少し違うように思います。塩井さんはどう思われますか? |
|
塩井 わたしも小学生の時行きました。同じ夜須町でも6キロぐらい北の国光の小学校へ行っていました。遠足は住吉海岸。夏の体験学習は海浜学校でした。子供ながらに山の子供のわたしにとっては大変な体験でした。一睡も出来ずに興奮していました。 |
|
海水浴と磯遊びだけでなく、シーカヌーやヨットなどが「体験学習」としてできない
ものでしょうか?「情操教育」に良いことは教育関係者も指摘していました。安芸さんは民宿遊友で実践されてきました。かつて中学校の教育関係者は「海の体験学習は情操教育にとても良い」と言われていました。そのあたりはどう思われますか? |
|
|
安芸さんが10年まえから継続されているサマースクールの様子です。
|
安芸 そうですね。子供を観察していますと、シーカヌーなどは最初は1人で乗ることの不安感があります。それが海へ出て行きますと、達成感が物凄く大きく帰ってきます。その意味で海のスポーツは効果があると思います。 |
|
YASU海の家クラブの活動領域のなかに、青少年の体験学習の施設を組み込む必要があると将来は思います。国体はその活動の促進のために開催されたと思われますが。 |
|
塩井 そのとうりだと思います。わたしの体験からもそう思います。今後の「海の駅クラブ」の活動においても体験学習もどんどん取り入れていかないといけないと思います。それから修学旅行を受け入れる環境をつくらねばと思っています。 |
|
青少年海洋センターが大阪にあります。ああいったものに成長していくことは必要かもしれませんね。 |
|
安芸 わたしは大阪で生まれ、大阪で育ちました。大阪の海洋センターも良く知っています。ただ今の夜須町にないのは施設のなかで宿泊することが出来ないことですね。そうかといって近くにないかと言えばそうではありません。
サイクリングターミナルがあります。そこへ泊まっていただいて体験学習をします。
少し歩いていただいて、今のヨットやカヌーの出来る海岸まで来て、体験をしていただく。それも方策であると思います。
|
|
|
塩井 都会の人は「不便さを楽しみたい」と思います。不便さのなかで未知の体験をする。それが体験学習だと思いますね。タスマニアの風景に負けてはいませんね。 |
|
そうですね。カーメルの「17マイルロード」にも負けてはいませんし。海岸の感じは鎌倉から湘南海岸の風景にも似ていますし。ロケーションは良いですよ。 |
|
塩井 負けているのは「気構え」だけでしょうね。 |
|
地元の人が地元のよさがわかっていなない。それが残念ですね。 |
|
塩井 縁がありましてYASU海の駅クラブ代表になりました。代表と言う言葉が恥ずかしいです。わたしは昔から「音頭をとる名人」です。一杯思いつきます。
思いついたらみんなに喋りたくなります。発展していくためには、いろんなことをしなければなりません。それを実行していきたいですね。
|
|
|
安芸さんのほうはいかがでしょうか?文化活動も含めて広報もあればどうでしょうか? |
|
安芸 塩井代表の言われたことは大賛成。自分が楽しまないと他人には伝わりません。輪を広げたいと思います。
夜須町のPRとなりますが、6月14日にコンコード。ジャズフェスティバルで夜須マリンホールにて午後7時からジム・フォールトリオのコンサートがあります。是非来場ください。
入場料は3500円、学生2500円です。破格の値段です。夜須町公民館20周年事業でやっています。
海の駅クラブへの支援をよろしくお願いします。
|
|
|
YASU海の駅クラブのことです。普通町村がこの種の組織をこしらえる場合、町有力者ばかり集めますね。海の駅クラブの場合は、わたしのようなマリンスポーツの愛好者、まあいよそ者ですね。声を掛けていただいて、地元の人達と一緒にこしらえる。それは画期的な団体、組織の作り方であると思います。最後に一言づつお願いします。 |
|
塩井 わたしはマリンスポーツはしろうとです。他にもみなさん様々な得意技があります。
わたしは「資本」はいろんな人。みんなの力だと思います。 |
|
YASU海の駅クラブは、先発事例として高知県内でも伺っていますが・・・。 |
|
安芸 是非皆さん方に注目いただきまして、高知県のなかで初めて国体でできた施設を有効活用しているグループがあるんだと皆さんに認知いただきたいです。 |
|
|
|
|
|