韓国での海洋深層水の展開について
 
今週のゲストは高知県政策総合研究所の沢近昌彦さん,宮武禎さんです。今日のテーマは「韓国での海洋深層水の展開について」です。新型肺炎で中国の青島市に高知県より寄贈された海洋深層水が有名になりましたが、韓国ソウルでは販売展開をされています。そのあたりの経過の説明をお願いします。

韓国の見本市にも出展しました。「海洋深層水とはなにか」という講演もおこない、真剣な取り組みを伝達しました。大きな見本市会場でブースをかりPRしました。
ソウルは韓国人口4000万のうち、近辺の人口は2000万が集中しています。インフラも整備されていて、大都会で東京のような都市ではないでしょうか。
所得階層の幅が日本より広い。高級品であっても販売できる見込みがあります。
最近は国策でブロードバンドが整備され、日本より先進国です。新しい形態の商売がどんどん出てきているのではないでしょうか?

活力があふれていますね。可能性は大きい国です。韓国、台湾を重視すべきでしょう。

韓国ではミネラルウォーターの販売は盛んなのでしょうか?また料理なのに使用される可能性などはありますか?
韓国ではの「飲み水管理令」という法律で縛られています。一種の「非関税障壁」ですね。飲み水は地下水という定義があります。それで清涼飲料水ということで、PRしています。
高知の若手経済人が韓国ソウルへ進出する動きがあります。フードサービス分野など、参入の余地があるようです。そのうち韓国と日本の自由貿易圏が出来るので進出は今   だの判断だそうですが・・・・・。
おもしろいと思いますね。韓国は反日が話題になりますが、韓国の人は本当は日本大好きなのです。日本製品に対する信頼感はあります。

韓国には反日感情が根強いと聞いています。若い世代もそうなのでしょうか?
  むしろW杯や経済発展で自信をつけ、対等な意識を持っているのではないかと思いますが?

宮武さんは高松の出身ですが、韓国との交流はどうですか?

香川はすでに交流に取り組んでいます。

時間距離も近いですし。来年は高知空港にも2500メートル滑走路ができますと、ジャンボ機が飛べます。韓国との交流がより盛んになります。
 韓国で協力いただいているスタッフに高知の風景を見せました。四万十川の風景なども感心していました。韓国の人は高知で目に付くものは「路面電車」とか韓国にはありません。

高知県も韓国ソウルに駐在員事務所をこしらえるべきではないでしょうか?
  中国・東南アジアは「今更」の参入は無理ではないでしょうか?反日感情を恐れ、大手企業の参入が少ない今の時期こそ、高知の企業(とくに商業系)に参入の余地があるように思います。