海癒のこだわりは何ですか?
 今週のゲストは土佐清水市大岐の浜地域で、懐かしさを感じ、自然と共生できる村創りを計画されている岡田充弘さんです。
 今日のテーマは「海癒のこだわりは何ですか?」でお話を伺います。現在岡田さんは来年春の海癒の開業に向け愛媛県松山市に滞在し準備を進めています。以前番組ゲスト出演いただいた高知こだわりコープの北岡徹さん同様に、「大量生産ー大量消費ー大量廃棄」社会へ異議を唱える考え方のように思いました。
岡田さんは以前アメリカへも農業研修に行かれています。アメリカの農業のありかた はどう思われますが。BSE問題で日本政府はアメリカに押し切られてしまったよう なのですが・・・。
 

「良きアメリカ」を追って来た世代というものはあると思います。実は高校を卒業し、アメリカへ農業研修に行きました。その頃はアメリカに憧れて行きました。今考えると、現在の資本主義経済の消費を美徳のように教えられていました。

 アメリカにとっては大きく価値観の変換期に来ていると思います。

 収録の様子。岡田さんはシュノーケルリング。私はヨットでともに「海派」話は尽きることはありませんでした。
 天然温泉にもこだわられているようですが、温泉の本場松山市に滞在されていますが、 松山市の市民の様子はどうなのでしょうか?案外スーパー銭湯もたくさんあるような のですが。
 実際に毎年出来ている状況ですね。あれだけ温泉施設があるのに。地元の銭湯がいくつか廃業しています。一番残念なのは、日本で一番古いとされている道後温泉ですら、松山市は塩素を入れることを昨年決めました。「源泉かけ流し」ではないので
 今の保健所の考え方は「残留塩素濃度」で測定するのでしょう。大腸菌などを滅菌する考え方であり、一番コストが安いから入れているのでしょう。
 天然温泉なら大腸菌は出ないのでしょうか?
 一定の湯量と毎日清掃することですとそれが一番いいのです。レジオネラ菌でここ数年で何人も亡くなっています。レジオネラ菌それはどこの土壌でもあるのです。それが比較的循環することによって、その温度で発生するのですね。
  だから源泉が十分あり、どんどん出していますとまずレジオネラ菌は発生しません。
 お湯を循環させる家庭用の装置によってレジオネラ菌は増えません。
 殆どがどうです。レジオネラ菌は土壌にいます。免疫力が低下してい人に感染するといわれています。

 食へのこだわりはいかがでしょうか?宿泊の楽しみは食事にあると思います。 どのよ うな特色のある食事を海癒では提供されようとしているのでしょうか?和食、洋食などはどのようになっていますか?

 
 基本的には「命ある」食材をべーすにしています。農業では五穀が入っている四穀米を中心に出来るだけ信頼できる穀物を使用します。穀物にこだわり元気になるとか。目の前の海で採れた新鮮な魚とか、地元で採れる野菜とか。「命があるものを」ベースのして食事を提案したいと思っています。
 すぐ近くの窪津漁港では、新鮮で採れたての魚を50円とか100円で買えます。
 窪津の漁業組合長は、「漁業だけでは食えない。体験漁業や観光をしないいけない」」という考え方です。
四穀米です。
新鮮な魚や野菜を料理します
 岡田さんと以前お話したとき「つい50年ほど前の風景や情感を再現したい」と言われていました。それは人間が自然と共生し、「身の程を知る」謙虚な姿なのでしょう か?
  今の日本社会はクレージーなのでしょうか?
 前回も申し上げましたが、基本的には精神的なことを申し上げました。50年前では「信頼できる関係」などがありました。
  私は最近のコマーシャルを見て思いますのは、お父さんの汚れた靴下を洗濯機に入れて、菌まで落とす洗剤とかありました。菌はどんなものにもついています。コマーシャル的なものに振り回されている経済優先社会。そこはクエスチョンですね。ただ売れれば良いと。
 消費者が望んでいるものや、本物が置き去りにされたようです。それを見直したいというのが,「50年目の」という表現になっています。
 まさしくそう思いますね。防菌剤の様なものを抑止になると思い込んでいます。軽いアレルギーなどは自然に治ルカもいます。
 ここが一番空気の良い場所だということです。
 岡田さんのこだわりは住宅にも向けられているようです。新たな建物も、「土佐派の 家」にこだわっているようですが。「天然素材を活かし、台風に備え、安心できる施 設」と言うことなのですが・・・・自然災害その他が厳しい地域のように思いますが。
 実はこの間の台風16号でも被害がありました。1・5センチの厚みのある大きなガラスも割れました。ただやはり丘の上にありますので、最大風速が70位もありえます。そのために木だけでは無理です。
 
台風16号による被害です。

 

人に触れる内装材には、土佐漆喰や土佐和紙を使用します。土佐だけにこだわるのではなく、素材にこだわります。

 
 日本全国のどちらの年齢層を対象にされているのでしょうか?また近隣アジア諸国へ のPRはされないのでしょうか?沖縄のリゾートホテルは台湾の人達に今や支えられ ていますし・・。
 コンセプトに共鳴、賛同してくれる方々の輪が広がって、ゆくゆくは、それが特化され広まれれば良いと思います。
 今の段階では、リンクの輪が口コミで広がればい良いと思います。
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