犬と人間の付き合い方について
今週のゲストはドックラン高知代表の小田清建さん,副代表の松尾敏弘さん曽我美佳さん、坂本恵美さんに来ていただきました。今日のテーマは「犬と人間の付き合い方について」です。
有史以来人間と犬との付き合いは深いものでした。猟犬や番犬、最近ではペットとして付き合いがあります。量販店でもペット・フード売り場は拡大しています。最近ではマンションでもペット可のところも増加しています。
理想的な「犬と人間のつきあいかた」とはどんな関係なのでしょうか?
坂本
人間がリーダーになることです。飼い主が犬をコントロールすることです。それが出来ませんとみんなに迷惑をかけることになりますね。自分と犬との関係は私としては「パートナー」と考えています。いろんなことを一緒にやっていくパートナーです。自分がリーダーにならないと楽しみも他へ行って迷惑をかけるので、自分がリーダーになるように、頑張らねばと思っています。
松尾
そうですね。わたしも同感です。犬はあくまで犬ですね。犬はあくまで犬で、人間と思ってはいけないですね。犬は犬の世界があります。人間の子供と同じという風に思い込まないようにと思います。
一線を引かれるということですか?
松尾
さきほど坂本さんが言われたように、一線は引きます。信頼はしているけれど、犬は犬ですよ。
でも「うちの子がどうしました」という風に子供のように言われていますが・・・。
松尾
うちの子はうちの子ですが、犬なんです。人間ではないのです。
曽我
それがわかっていませんと。犬の一生は短いので後でとても辛い思いをするかもしれません。
そこらあたりは「ドック・イヤー」という言葉がありますね。犬の寿命というのは人間より短いとされていますが、どれくらいなのでしょうか?そのあたりの心のケアなどは皆さんどうされていますか?亡くなったらショックだと思います
曽我
私は去年の暮れに1頭亡くしました。確かに辛かったし、いまでも思い出したら辛いです。その子と暮らした思いでもたくさんありますし、それが宝です。その犬を通してできた友達も沢山居ます。実際に亡くなった時に、声をかけていただいたり、励ましていただきました。とてもありがたかったです。
松尾
私も1頭亡くしています。そのときに慰めてくれたというのもおかしいですが、近所の犬が、顔をぺろっと舐めてくれました。そのときにその犬の種類の子が欲しいなと思いました。それで今の犬がいるわけです。
曽我
家族だけですけどしました。お別れの儀式はしました。
死亡広告なんか出されるのですか?
曽我
そこまでは。出そうとは思いました。お世話になりましたと。原稿は書きましたが結局は出しませんでしたが・・・・。
小田
ドックランには出しましたね。
曽我
そうですね。
坂本
犬との付き合いなんですが、こんもあいだも美佳さんとも話しましたが、点と点のつながりが線になり、面になり、不思議な繋がりがあります。犬関係のつながりの広さは大きいですね。
曽我
今の年齢になりますと仕事関係の繋がりしかないことが多いですね。犬を通じますと同業者以外の年齢に関係なく繋がりができますね。
異業者交流になりますね。職業など年齢など関係なく。
松尾
「だれだれのお父さん」とか「だれだれのお母さん」とか。
坂本
親しくなっても最終的に仕事まで知るというのは、ずっとずっと先ですね
私らのヨットのお付き合いと同じですね
坂本
私など曽我さんと親しくなりましても半年以上家も知りませんでしたし、職業などは1年近く知りませんでした。
曽我
関係ないからお互い聞きませんし。
ドックラン高知で知り合い、親しくなって、点と点が面になってという風に付き合いが深まっていかれたのですね。ところで、犬の知能はどの程度なのでしょうか?
坂本
成犬になると人間の3歳程度の言葉はわかりますね。
曽我
ボールを取ってきて、タオルを取ってきてとかいうこともできます。
坂本
こちらが普通に喋ってもわかる言葉だけピックアップして理解しているみたいです。
接すれば、接するほど言葉を覚えていくようです。
最初の皆さんが知り合う契機は、ドックラン高知での交流がきっかけなのでしょうか・
松尾
そうですね。
ドックランがあるとないとでは、交流のありかたも違ったようですね。
曽我
そこにいけば、だれかがいるという。
坂本
普通に道や公園で飼い主同士が出会いましても「点と点」ですね。ドックランでは線になり、面になりますね。
小田
犬のほうも良く知っています。うちのドックランへ行く筆山の坂道を上がりだしたら、みなわんわん喜んでいます。うちの犬もそうですね。
松尾
道を覚えていますね。
坂本
獣医さんへ行くときの様子と、ドックランへ行くときとの様子は、全く車のなかでは違います。
犬もドックランへ行くことが楽しくてしようがないのでしょうか?
一同
そうですね。
坂本
基本的に人に会うのが好きな犬もいます。飼い主より他の人に「れろれろ」する犬もいます。それが楽しいです。
収録の様子です。
松尾
犬好きの私たちとすれば、自分の犬以外の種類の犬が見れるのが楽しみですね。
一同
そうですね。
会員は120人ということですが、犬の種類はおおよそどれくらいありますか?
小田
さあどうでしょうか。8種類くらいですか。
一同
もっといますよ。
坂本
どっくらん高知へくる人達はわかっていまして、犬は大切にされています。しかし交流のない人、始めて犬を購入された人は困る問題もあるでしょう。たとえば、ラブラドールとかゴールデンとか賢い犬を購入しますね。買った段階で賢いと思ってしまいますね。賢い分、悪戯もしますし、物も壊します。結局飼いきれなくなって保健所へ送られる子がすごく増えています。
小田
そういう人は衝動買いですね。
坂本
犬を飼うには10年〜15年に付き合いが必要ですね。最初から賢いわけではありません。しつけもしなければなりません。最後まで面倒をみる覚悟で犬との付き合いをしていただきたいと思います。