子供達が入門したときに一番先に教えるのは、「仲間を大事にしろ、親を大事にしろ、おじいちゃん、おばあさんを大事にしろ」ということです。どういうことかと言いますと、私は昔少林寺拳法をしていました。極真本部道場へ入門するために東京へ行くとき、新居浜駅に少林寺の仲間達が見送りに来てくれました。東京池袋の道場に入門しました。 高校出たばかりで目つきも悪かったです。道場の人から「お前何かやっていたのか」と聞かれました。「少林寺拳法をやっていました」と言いました。当時の極真は良い先輩もいましたが、虫の居所の悪い先輩もいました。正直に少林寺拳法をやってましたと言えばやられそうだなと思いました。でも「極真で頑張ってこいよ」と新居浜駅まで見送りに来てくれた少林寺の仲間を言わなければ裏切るなと思いました。結構洗礼を受けました。でも仲間を裏切らなくて良かったなと思いました。 子供達にも入門動機が喧嘩に強くなりたいでもいい事だと言っています。そのかわり学校で言えば「番長」になれよと言います。番長は弱いものいじめはしないし、上の人は立てるし、礼儀作法ができます。学校で悪い子供がいればちゃんと止めますし。今学校の廊下を自転車で生徒が走っても先生が注意できない状態です。私が預かっている子供達が各学校で番長になり、弱いものいを助け、目上の人を立てるように強くなれと言っています。 それでみんなに番長になれと言っています。