コミュニケーション力を高める方法について
今週のゲストは高知大学人文学部学生の宮脇綾子さんと、津野裕子さんです。宮脇さんと津野さんたちは学生グループ「Rink」を結成され活動されています。今日のテーマは「コミュニケーション力を高める方法について」について伺います。
言葉によるコミュニケーション意外にも、ボディランゲージとか、視覚の表現などが遥かに影響は大きいと思います。自分の思いや考えを正確に伝達し、相手の思いを理解することは難しいことです。みなさんはどのような訓練をされていますか?
宮脇
高知大学人文学部では、かなりプレゼンテーション力の強化をしてきました。
学校の授業などでも授業外でも「プレゼン力をつけよう」というのがありました。それは学生がみんな自分のネタを持ち寄ります。「伝えたい事があるんだ」というのが、そのプレゼンフェスタのキャッチコピーです。みんな1ねたを持ってきてどう表現するか。それを30チームぐらいが競いました。まあ1日掛けてします。RINKも出場いたしました。
RINKは成績が良かったのでしょうか?
宮脇
最優秀ではありませんが、優秀賞はいただきました。
「プレゼン・フェスタ」について伺います。それは決められた時間でスピーチをするのでしょうか?審査員がいて、投票で選ばれるのでしょうか。
津野
そうです。
一般論ですが、私なんかが子供のときなどは、みんなの前でスピーチするなどとか、演説をするなんていう訓練は全く受けていません。先生が朝礼でだらだら喋って、生徒がばたばた倒れているとか。プレゼンテーションは必要だと思いますね。
津野
そのなかでも「マイスター」と言うのがあります。お題が出されて1分間で自分をどうやって組みたてるのか。これも言おう、あれも言うとか1分間でそれについて、自分の考え方を述べます。日本人ははじめから用意を滅茶苦茶していませんと出来なかったりが多いようです。その発想力を高める訓練をしているのが良いですね。
スピートとかプレゼンテーション力というのは「テクノロジー」の部分ですね。普段から鍛えていなければいけないですね。なかなかとっさには出来ないですね。
宮脇
それで人文学部のゼミでは「マイスター」と言うのを日常的にしています。何回も鍛えられて出来るようになります。
例えばどんな問題が出るのでしょうか?
宮脇
この前は「ポスト牛丼」でした。「牛丼の新しいテーマは何だ」ということですね。
どのように答えられたのでしょうか?
津野
人によって違いますね。牛は駄目、魚も駄目。次に来るのはめんたいこだとか。
めんたいこがあれば何倍もご飯が食べれると言うことでした。
内容だけでなく、喋り方なんかも大事だと思いますね。
宮脇
内容が今ひとつでも、。表現のしかたで、違いますね。
さきほどプレゼンテーションを高める方法・手段についてお話を伺いました。学生だけではなく、われわれ社会人も必要な技術ではないかと思います。
なんかそれをセミナーのような形でやっていただくわけにはいきませんでしょうか?
宮脇
良いですね。プレゼンマイスターとかプレゼンフェスタのような感じで、「げんき」を使って市役所や県庁や近くのオフィスの方たちが一緒になって、「教えあう」ことがあれば良いのではないでしょうか。ゲームのようなものを通してプレゼン力を高められたら良いですね。
まちづくりの委員会やら、私らの年齢になれば市町村であります。しかし発言する人は決まっていまして、委員になっても1回も発言しない人もいます。後で聞きますと、いろんな意見を持っているのに、会合では「物怖じ」して喋らないとか。残念なことですね。引き出すための訓練はどういう場合でも必要だと思います。
宮脇
やはり場数をこなすことが一番ではないでしょうか。そういうシュチュエーションをたくさん作って、みんなで共有化できたら良いですね。
それはRINKで、津野さんが歌のサークルの人に来ていただき活用してもらうことも言われました。実はこのプレゼンターションも普遍的なテーマですから、活用されたらいかがでしょう。
津野
そうですね。
大学の先生でプレゼンテーションが上手な人はいるのでしょうか?
宮脇
高知大学は面白い先生がいます。プレゼンテーションが上手い先生です、その先生に来ていただいて、みんなで和気藹々とやれる場がRINKで出来れば良いですね。
それは「cafe&lunchげ・ん・き」で今週はこういうテーマで1分間スピーチをとかやると良いのではないでしょうか。普段そのような訓練をしていませんので。
津野
絶対必要な能力だと思いますので、あの場所がそうなればいいと思います。高知大学のなかでも「熱い」のは人文学部だけなので、理学部と農学部の人達は知らないと思いますね。
日本も言いも悪いも別にしてアメリカ的社会に移行していますね。提案型社会で、自己主張しなければ、だれもその存在に気がついてくれませんね。常にプレゼンテーションしないと駄目だという社会ですね。仕事でもプライベートな場でもそうです。しんどいかもしれませんがそうなりつつあるので必要な技法ですね。
宮脇
歌を歌いたい人が歌うといいのもそいの人の表現技法です。プレゼンテーションも自分の表現方法ですね。表現することのスキルですね。みんなが自分自分で自己表現の場になれば良いと思いますね。
必要なことで、場を運営することが出来るということですね。
津野
そういうことです。