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若者達に未来はあるか
今週のゲストは高知大学理学部4回生の槙野秀俊さんです。お仲間の高知工科大学情報システム工学科4回生の五百蔵慎一さんにも来ていただきました。今日のテーマは「若者達に未来はあるか?」です。少子・高齢化社会と言われています。大変だと言われていますが、未来を担う若者達の就職もないような日本社会です。
 知事選挙や、政策提言、ビジネスプランや就職活動と活発に活動された槙野さんや五百蔵さんです。若者達に未来はあるのでしょうか?
イラク派兵とか、従来にない社会に変容しつつあるようです。そのなかでの注目されるような若者達の動きはあるのでしょうか?
槙野 例えばITによるコミュニケーションツールが普及したことにより、離れていてもやりようによっては、コミュニケーションがとれます。同じプロジックトなどに携われることができることを実感しています。僕もいろいろなプロジェクトをしてきました。南は九州から、北は北海道までのメンバーがいてひとつのものとして成立していましたので、昔よりはやりやすいのかな(昔を知らないのですが)と思いました。
ITツールを使えるのは大きいでしょうね。30年前は私なんかも若者でした。なにが違っているかと言えば、携帯電話、パソコン、インターネット、などのITツール、コンビニ、宅配便はなかったですね。ほかはすべてありました。
槙野 逆に言いますと「情報格差」は広まったのではないかと思います。ITを使える人間と使えない人間との間で。それが地域とかでなくて、個人に集約されています。
ますます情報格差は拡大していく恐れはありますね。
槙野 そう思いますね。逆に情報が溢れますと、情報を選別する力、収集した情報を「見極める力」がある人間と、ない人間でどんどんいろんな差がついてくると思いますね。
一般的には「情報格差」(デジタル・デバイス)といわれているものですね。情報を正しく伝達する能力が大事ですね。
槙野 伝える能力もそうですが、受け取る能力も大事です。
そのあたりは若い人達は、デジタル技術、IT技術は私ら中高年世代に比べ、獲得していますので、その技術を活用して、自分達の世界を構築できる可能性があると思いますが。
槙野 僕もそう思って頑張ろうと思っています。
五百蔵さんもその分野の仕事をされるわけですね。

五百蔵 近いうちに世界中がインターネットで繋がります。

いろんな情報の交換が出来れば、可能性も広がります。

規模の大小とか、地域とか、個人とか関係なくなってきますね。
槙野 個に集約されていくのではないでしょうか。
個人個人のレベルを上げないといけないですね。
槙野 正しい情報の伝え方もそうですが、人が伝えると言うことは人の主観が絶対入りますね。それは「色はついてもいいですね」そのついた色は何色かを判断できれば良いと思います。そう考えなけばならないのではと最近思います。
私の時代は(30年前)は政治的に特化し、煮詰まり反体制運動に走りました。槙野さんたちが、政治に関心を持ったということは、大変興味があります。同世代の若者達は政治には関心がないと言われていますが、どうすれば政治に関心を持つと思われますか?
槙野 まず「候補者比較サイト」のようなものを選挙管理委員会が主導でやるべきでしょう。テレビ討論会も活発にやるべきです。議会にパソコンを持ち込んでプレゼンテーションをするところも入れても良いと思いますね。それをしたほうが伝えやすいからそう思いますし、議会などももっとオープンにする。それからずっと僕思っていたのですが、文系の人達が「まちづくり」を題材に卒業研究をすることがあります。まちを研究しているのに「政治」には触れない。まちに対して、政治の長や調整がどのように影響を与えたきたかは「タブー」みたいになって触れないのですね。そういうのはおかしいと思うんですね。自分の興味ある分野から一歩行けば政治があるんですね。ちょっと政治に関心を持つことをみんながすることが、凄く大事だと思います。
懇談会もワークショップも地域の政治とは無縁ではありません。

五百蔵さんはそのあたりはどう思われますか?

五百蔵
 殆ど槙野と同意見です。同じ立場の若者が興味を持って活動しておれば、自分達はなにをしているんだろうと興味を持つと思います。そうしたちょっとしたきっかけがあれば、一気に広がるのではないかと思います。
この番組では若いリーダーということで、県議の高野光二郎さん(28歳)や、市議の秦愛さん(27歳)にも登場していただきました。若いですがやはり政治の世界では従来手法を踏襲しています。政治には「若さ」は必要だと思いますが・・・・。さきほど槙野さんが言われた「比較サイト」をつくるとか、議会でパワーポイントかなんかを使用したプレゼンをするとかすべきだと思いますね。特に県議会あたりで。そうでないと議会を見たい(傍聴)する気がしませんね。
槙野 真剣に皆いろんなきっかけで、政治に興味を持つときがあると思いますね。興味を持つときに、聞いても「わからなかった」ということになると、興味を失いますね。1回興味を持ったところを繋ぐ為には、「わかりやすさ」を追求する必要があると思っています。
五百蔵 政治を若者側から説明することを身体をそっちにおいて説明することが大事だと思います。わかりやすい説明になると思います。
槙野さんや五百蔵さんたちより更に若い高校生や、中学生に対するメッセージがありましたら、お願いします。
槙野 1回きりの人生だから、自分のやりたいことをすべきでしょう。それが間違っていたとしても後で、何らかの形で自分のために帰ってくると思います。やりたいようにやったら良いと思います。
五百蔵 高校時代は英語なんかが嫌で、それを一生懸命やれやれという先生も嫌いでした。ここでいえる事は、自分のしたいことができる環境に自分が行ける目標を立てれば良いと思います。