電話料金はどうなっていますか?

 今週のゲストは、NTTマーケティングアクト四国・ソリューション営業部高知支店ブロードバンド営業担当課長代理の岡田和さんです。
 今日のテーマは「電話料金はどうなっていますか?」でお話を伺います。
 最近会社に居ますと、よくある電話会社から、1日に何本も「貴社の電話料金が安くなります」「今電話会社を変えますとお得ですよ」という電話による勧誘がよくあります。競争が電話に関して激しくなっているのでしょうか?
 よくわからないのですが・・・。
 従来電話と言えばNTTという感をお客様は持たれていたと思いますが、現在では電気通信業界に関わる会社も多く出来ています。このような状況のなかで、意外と知られていないのは、料金は各社ともあまり差がないことです。
 またサービス提供内容につきましては各社「一長一短」があります。お客様の利用状況、例えば「市内通話が多い」「県外通話が多い」「県内通話が多いとか」それぞれお客様の利用形態によって、検討をしませんといけないと思います。

 

 「これが一番安くて良いですよ」と各社は自社のメリットのみを強調いたしまが、お客様の利用形態によりましては、一概にメリットが出るかどうかは言えません。十分に慎重に検討される必要があるのではないでしょうか。 岡田和さん
 ということは、各社において販売勧奨に売込みに来られるわけですから「今までの電話料金体系にくらべ、私共はこれだけお安くなります。」とメリットを当然強調されます。 電話会社を変更した場合の不便になるような事はあるのでしょうか?
 もし、NTT以外の電話会社に変更された場合、従来の116(総合受付)、113(故障受付)の問い合わせなどでも、NTTにお電話をかけていただきましても、お客様の情報が、他社でありますので情報がありません。現在入られている会社にお問い合わせ下さいというお答えになってしまします。
 またNTTは電話帳も無料で作成しまして配布していますが、重複掲載者のお客様は有料(500円)になっています。配達や制作の費用はNTTはお客様には無料で対処させていただいていますが、他社さんは無料なのかどうかは、確認が必要ではないかと思います。

 電話料金面でもNTTではビリングサービスと言うものがありまして、現在お客様に郵送しています料金明細書が、インターネットを通じて見れるというものです。そういうことから、請求書を送付する経費についてその分安くさせていただいています。それをマイビリングサービスとしてこの1月からサービス提供をしております。
 また他社の電話会社に切り替えられた場合は、工事料が発生いたします。それを工事料無料というキャンペーンをされている会社もあるやに聞いています。
 NTT西日本を継続してご使用されている分につきましては、何も費用は要りません。

 今まで通信に関する設備とか回線をすべてNTTが建設し、維持管理をされてこられていましたね。
 それを他の電話会社に「お貸しする」ようになったのですね。
 そうなんです。それを「ドライカッパ」と言います。ひとつの電話回線の基本を100として考えた場合、80ふさがっているととします。残りは20ありますね。その分を他の電話会社に「お貸し」しまして有効利用していただいています。

 設備はNTTが敷設し,すべてこしらえますが、余っている回線を他の電話会社が借りて、「うちのほうがお安いですよ」とPRされているわけですね。
 そうです。たくさん電話会社が出来ました。NTTのほうも努力をいたしまして、従来プッシュ電話使用料金が390円のものを無料になりました。電話の権利のないお客様につけるときに、基本料に40円加算して(640円)にて使用していただいていました。
 それも250円に下がりました。住宅用のお客様につきましては、基本料が50円無条件で安くなりました。NTTも値下げを1月から実施いたします。

電話・パソコン。インターネットは互いに連携しています。今はどこの事業所でもなくてはならない「道具」です。

それにFAXがありますし、今後はIP電話や動画配信も加わりより情報通信分野は充実してくるでしょう。

 電話債券というのがありましたが、どうなるのでしょうか?
 今までに「利付き」とか所有されているお客様はいつまでも有効ですので、銀行(さくら銀行)に照会していただいたら良いと思います。
 電話会社がいくつか出来まして、良いところ、悪いところがあるお話を伺いました。私たち市民の見極めはどのようにすれば宜しいのでしょうか?
 普通のお客様は今までどうりのご利用いただくことが、NTTにとってもベストです。お客様の利用形態をよくご検討されまして変更されるのでありましたら、変更されるのも良いと思います。

 それはお客様の自由ですので。今までの電話のシステム(NTTの各種サービス体制)機能はそのままはお使いになれません。その分をご理解いただければ良いと思います。

 市内通話が多いのか、県外通話が多いのか、自分の電話での利用形態をよく把握して、NTTなり、他の電話会社のサービスや料金体系を比較検討すれば良いのですね。
 利用形態をよくお調べになられてください。変更された後に「こんなことなら変更しなかったら良かった」となってもいけませんので。そうへんは良くご検討されて変更を検討してください。
 電話回線もNTTだけではなくなりましたので、電話会社を変更されますと、月額料金、請求書、サービスの申し込み先もすべてお客様は、NTTから離れることになりますので、よくご検討ください。