競技者から見た街の姿について
 
今週はトライアスロンの競技者である濱野隆弘さんがゲストです。濱野さんはトライアスロンの大会で、日本各地を訪問、海外にも行かれています。今日のテーマは「競技者から見た街の姿について」です。
 大会の期間中には開催都市には出掛けられ、コースの下見や練習などをされると思います。トライアスロンを開催する都市の「共通点」はありますか?
大会開催都市の住民の声援はいかがでしょうか?一番気持ちの良い声援を受けた都市はどこでしたでしょうか?声援は力になりますか?
どの大会でも同じく熱心に応援していただけるし、暖かい声援です。どこが一番 か選ぶのは難しいですね。もちろん声援は力になります。
大会開催都市の運営が優れている都市はどこでしょうか?大都市と小都市とどちらが
  良いのでしょうか?たとえばシドニーのような大都市と宮古島のような小都市との違いは運営上あるのでしょうか?
っとも優れているのは、アイアンマンハワイワールドチャンピオンシップです。 世界選手権とあってさすがに運営は立派なもので、選手は至れり尽せりです。
 大都市か田舎かというと、もちろん田舎です。みんな町おこし行事などと考えて 運営しているところが多いので、町をあげてのイベントとなりますし。コース設定 上、交通規制のしやすい田舎がいいのです。
大会参加者同士の交流はあるのでしょうか?前夜祭などはありますか?開催都市の歓迎会(ウエルカム・パーティ)などはあるのでしょうか?
ニュージーランド,タウポ市でのアイアンマンレース 同じくタウポ市でのレースです
ニュージーランドタウポ市でのレース
ニュージーランドのレースの様子です
アイアンマンやロングディスタンスの大会には必ず、2日前にカーボローディン グパーティーと大会の翌日にアワードパーティーがあります。そういった大会には ある程度の実績が必要ですので、常連がかなりいますので、日本全国いや世界各国 で顔をあわせます。顔見知りじゃなくても、このきつくて長いレースを共に走る仲 間意識から、すぐに仲良くなります。
 不慮の事故対策ですが、水泳中の事故や、自転車や長距離走での事故や脱水症状など  に対しては、どこの大会も「危機管理対策」はされていますか?それとも誓約書など  書かされて、全くの「自己責任」なのでしょうか?
  (ヨットレースの場合などは、レース中の事故は自己責任のような誓約書にサインしてエントリーします。救助体制は海上ではかなりきっちり組みます。)
大会側の安全への配慮はシビアですが、当然のように、誓約書は書かされます。 競技中の死亡事故は過去に何度もあります。
マラソンは東京やニューヨーク,ベルリンなど大都市で開催されます。水泳があるから河川や海が汚染されている大都市では開催されないのでしょうか?
大会名を言うとどうかと思いますが、海が汚く匂いまでひどいところでの大会は あります。ただ東京やニューヨークなどでは自転車競技のコース設定が難しいの ではと思います。
保険などはどうなっていますか?独特のスポーツ障害保険があるのでしょうか?
どの大会でもエントリーフィーに含まれています(3万〜5万ぐらい)
   トライアスロン保険という任意の保険もあります。
競技者の立場で、都市の施設の改造や要望をだされたことはありますか?トライアスロン協会など団体での開催都市への支援や助言などはどうなっているのでしょうか?
協会ではより良い競技環境を作るために、いろいろと申請はしたり努力はしているみたいです。
 私たちは、招待選手としての意見を述べて、施設というよりも大会運営に関するア ドバイスをしたりはします。
 
 
 
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