高知県の未来像について
高知県は現在ある５４市町村が、とりあえず３０程度の市町村に合併されるようです。しかしこれは第一段階であり、次なる市町村合併もあると言われています。
上田さんは、２月度定例県議会にて「１７年度一般会計予算案全般 」について発言をされておられます。県の予算が削減されたようには聞いていますが、どのような形で削減されているのでしょうか ？また予算案の特長はどのようなところなのでしょうか？
具体的には三位一体の改革などで地方交付税などが大幅に削減されるという危機的な状況です。それを受けまして県では昨年の９月に「財政危機への対応指針」を作成しております。
高知県財政課のホームページ参考
http://www.skr.mlit.go.jp/kochi/kasen/tushinbo/seiseki/tusinbo.html
そして予算の特長ですが、｢産業振興と雇用拡大」｢南海地震対策」「こども・高齢者・障害者が安心して暮らせる地域づくり」「資源循環型社会の先進地域を目指す」と言った４つの重要課題に引き続き重点配分をしているところだと思います。
そういったた財政危機もあってか最近高知県庁は、「業務をアウトソーシングする」と言って外部委託の研究をしています。具体的な進展はあるのでしょうか？
（写真は高知県庁本庁）
１７年度の人事異動におきましても、アウトソーシング担当の副部長も配置をしているところです。一方では県議会におきまして｢事業を安易に委託せず、特に経費削減では職員が行うように検討すべきである。」との意見も出ています。
今７０万人と言うお話がありましたが、先に県が公表いたしました『人口現象高齢化社会の展望」のなかで、２０３０年、つまり今から２５年後には、高知県の人口は７０万人に減少します。３人に１人は６５歳以上の高齢者になります。
高知県の総生産は現在の８０％程度に縮小します。そうした試算結果も出ています。そういう中で県では、「２５年後の社会では働き手が減少し、働き手を地域間で奪い合う時代になる」と予測しています。
ひとつには対応策としまして、１次産業を軸にした産業を育成します。魅力ある食をつくることです。また高齢者が地域の中で豊かなことが出来る環境を構築する。ことなどが対策として出ています。
そうしたなかで私が思いますのは｢元気な高齢者が増加する」と思います。そのなかでの環境づくりが大切です。
そういう元気で活動的な高齢者を増やしていくことが、高知県の未来像であると思います。政策もそれに全てシフトすべきであると思います。アイデアなどもこれから皆が考えていくものなのでしょうか？
こういったなかで高齢者の意識も変わってくると思います。団塊の世代があと３年後はリタイヤします。また高齢者のニーズも様々に出てくると思います。やはりこれからは高齢者同士が、経験とか人生の体験を生かして、社会参加や社会還元を高齢者の皆様が考える必要が出てくると思います。
高知市でのいきいき１００歳体操の様子。適切な筋力トレーニングは、元気な高齢者を作り出します。
