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町田吉彦さん
1947年秋田県生まれ。高知大学卒業。九州大学大学院博士課程中退
長崎県庁に勤務の後、高知大学に勤務。

現在 理学部自然環境科学科教授。

   NPO法人「四国自然史学科研究センター」センター長兼理事長。

 
真っ黒に日焼けしている町田吉彦さん。野外活動の賜物だろう。ヨットをしている私より日焼けされています。
 「浦戸湾は生き物の宝庫。確認されているだけで100種類の魚がいます。アカメやシオマネキなど貴重な生き物まで生息しています。」
 「それがどれだけ価値あるか、皆さんにもっと知っていただきたい。私が学生の頃は、汚染が酷くてどうしようもない状態でした。パルプ工場がなくなり、家庭排水対策が進んで環境が浄化されてきた証拠ですね。もっと高知市民はそのことに誇りを持っていただきたい。」
 
 「浦戸湾は泥が貴重。そこに適応した生物がいます。別のところから砂を持ってきて人口干潟や砂浜をこしらえても無益なだけでなく、生態系の破壊になります。浦戸湾や新堀川は人間から見ると美しくないかもしれませんが、生き物にとりましては、貴重な生息域なのです」

 「シオマネキが新堀川で繁殖している確認もされています。工事関係者が9匹移植しましたが、その後生息は確認されていません。縄ばりがあり、移設はとても難しいものです。」

「アカメやシオマネキなどを展示した水族館を街の真ん中に高知市はこしらえるべきですね。環境や市民生活を見直す良い機会になりますし、観光資源としても貴重だと思いますね。」

 
「ビオトープと言いますと、人工的なものを連想しがちです。そうではありません。そこにいるたくさんの特有の生物群集が存在する群集を言います。シオマネキなどの絶滅危惧種などが生息している環境を言います。人工的に池をこしらえたりしますね。あれは偽者です。ビオトープは本来自然のものです。人工的にこしらえたものはビオトープではありません。」
町田吉彦さんの話は、「都市環境の中で生息する生き物からみたまちづくり」という観点から、貴重な提案をいただいたのではないかと思いました。
 
町田吉彦さんの番組での発言は  こちら から
 
町田吉彦さんの関連ホームページは  こちら から
http://www.kochi-u.ac.jp/w3museum/Fish_Labo/index.html
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