GOOD BAY 小泉純一郎
 

「郵政解散」かなにかわからぬが、解散後内閣支持率が上がったとか。
各種世論調査でも同じ結果らしい。いつから日本人は「身勝手」で、「他人の痛みをわかろうとしない」自己中心的な人間になったのだろうか?

 高知市の1市民であるけんちゃんが今回の猛暑の中の衆議院選挙2005について、論議させていただきます。

 都市部の恵まれた勤労者と地方居住の勤労者との違いでしょう。
 この4年間小泉内閣は「構造改革」を叫んで来ました。しかし実際に行われた「構造改革」なるものを点検してみますと、日本社会の良いところを破壊し、地方経済を破壊し、日本経済をアメリカ経済に「売り渡す」行為をしているのではないでしょうか?自衛隊をイラクに派兵し、アラブ世界とイスラム世界へ憎悪を駆り立てています。

またしても自民党内に「敵」をこしらえ、メディアを活用して「改革者」のイメージづくり。「郵政改革もできないで、真の構造改革は出来ない」などと叫んでいます。本当にそうなのでしょうか?高知の1市民けんちゃんがそのあたりに踏み込んで論評します。
2004年参議院選挙での小泉首相
2004年参議院選挙での岡田民主党党首
1)「三位一体改革」なるものは、国の権限や裁量権は地方に譲渡せず保持しながら、交付金
  だけ減額する過酷な政策であります。そうした「ムチ」を使用しながら、市町村合併を推し進めるために「特別交付金」という「アメ」  をちらつかせました。地方自治の破壊行為ですね。


2)自衛隊法の改正とイラクへの自衛隊の派遣(実質は派兵)に対する国民的な議論は十分ではありません。一番いけないのは「既成事実の積み上げと、なし崩し」です。


3)この間行われた「規制緩和」により、利益を得たのは大資本と外国資本だけです。郊外店と コンビにの進出により、地方都市の商店街は破壊されました。今頃になり「都市再生」を言  われていますが、一度壊したコミュニティの「再生」は容易ではありません。

4)食料の自給率の低下は先進国でもゆゆしき問題。工業製品と農業製品を同一に論ずることがおかしい。政府の役目は国民の「命と健康を守る」ことにある。農山村部を破壊し、生態系  に配慮しない社会作りをしていながら、二酸化炭素の削減や環境保全など出来るものではな  い。

5)「少子・高齢化」問題に根本的な手を打たず、女性の就労支援も手厚くされていない。統計以上の少子化は、「年金制度」の破綻に繋がる。それに対する有効な方策はなされていない
  。

6) 年間3万人を超える自殺者。交通事故死者の倍。政府は何の手立ても打ってはいない。
   自殺防止学会の設立など国民的課題として取り組む必要があります。

7)経済的な繋がりの深い韓国と、中国との外交関係は、国交正常化以降最悪です。
  関係改善を要求します。

  とにかくこれ以上地方在住者には、小泉内閣の「地方切捨て。弱者淘汰」の政策には我慢が出来ません。人間が尊重されない社会は異常です。

 どこの政党がいいのか現時点ではコメントできません。自民党と公明党の与党へは支持をしません。また棄権もしません。とにかく小泉首相には1日も早く退陣いただきたいです。