チャンスは自分でつくるもの
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今週のゲストは麸富・横山製麩所 代表の横山明さんです。横山さんは麩の製造の傍ら、地域社会への様々な形で貢献されてきました。 今日のテーマは「チャンスは自分でつくるもの」でお話を伺います。小麦粉(強力粉を水で練って何度も洗うと澱粉質が落ちグルテンと呼ばれるものが残ります。これが麩の原材料のようです。。グルテンに餅米粉を練り合わせ、茹でたり蒸したりすれば生麩ができます。仕事でも社会活動でも「チャンスはそこに転がっている」と横山さんは日頃いわれています。 横山さんのホームページを見ますと「麩まんじゅう」があります。生麩はお菓子として開発されたのでしょうか?それとも横山さんの「発明」なのでしょうか? |
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麩まんじゅうは、私は京都で習ってきました。京都では明治時代からあったみたいです。私の発明ではありません。 | |
四万十川の青海苔や四万十川の湧き水も使用されています。原材料にこだわることで消費者の反応はいかがでしょうか? | |
麩まんじゅう笹巻きです。 四万十川の源流の湧き水を使用、川漁師直送の青海苔を使用されています。あんは丹波大納言小豆のこしあんです。 |
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難しい質問ですね。私の自己満足が大半ですね。筋青海苔と言いましけれども、私が使ったいますのは四万十川のものです。すごくいい青海苔です。香りもいいです。 四万十川の水も超軟水ですごく気に入っています。お客さん以上に自分が満足してつくっている状態ですね。 |
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室戸市の海洋深層水も活用されています。その効用はどうなのでしょうか? |
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これも私の自己満足かもしれません。海洋深層水を使用したから焼麩などがすごく伸びるということはありません。やはり逆浸透膜で濾した水は凄くいい水です。 しかしいくら濾してもマグネシウムなどが残っていますので作業性は落ちてきます。すごく綺麗な水です。自分としましては四万十川の水と同じように気に入って使っています。 |
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麩と言いますのは料理のひとつでありましたが、麩饅頭という分野はお菓子になるのではないでしょうか? | |
お菓子屋さんがこしらえているのはお菓子ですね。私がこしらえていますのは料理のためにこしらえています。例えば土佐の皿鉢(さわち)料理などで、羊羹を使っています。それは食後のデザートとして麩饅頭をつかっていただいています。 あくまでも料理としてつかっています。 |
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確か横山さんところの麩饅頭は高知新阪急ホテルの喫茶店で食べることが出来たのではないでしょうか? | |
そうです。高知新阪急ホテル1階のラウンジ四万十(しまんと)で、かしわ巻きの麩麩饅頭や、四万十川の青海苔を練りこんだ麩饅頭、丹波大納言のあずきのこしあんの麩まんじゅうなどがメニューにあります。 抹茶とのセットになっています。定番のメニューになっています。 |
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そうですね私も商談の時に利用したことがありました。 |
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人気メニューになっています。是非ご利用下さい。 | |
横山さんは、仕事の上でもやはり「1チャンス」を活かさないといけないこをいあわれています。 大阪などの商談会でも出られ、得意先を増やしているようにお聞きしましたが。 |
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そうですね。沢山一気に得意先が出来るわけではありません。行くたびに得意先が出来ています。土佐にはいろんな良いものがあります。それを向こうの大都会へもって行きます。気に入られますと取引が始まります。 すこしづつですが増えていっている状態ですね。 |
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生麩菓子ですが、高知県内ではどちらで購入できますか?横山さんのお店以外でも購入できるのでしょうか? |
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うち以外はありません。うちの店だけで販売しております。 |
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通信販売などはされているのでしょうか?県外からの反応はどうでしょうか? ネット販売はいかがでしょうか?E−商人塾へも入会され熱心にサイト作りをしておられたようですが。 |
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E 商人もはいりまして一生懸命やっていますが、道半ばというところですね。ネットからの話もありまして発送したりもしています。 |
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商談会などで県外へ行かれていますが、出て行くことによってチャンスが出てくるのでしょうか。高知は人口が少なくなり商圏が小さくなっています。 卸売り市場も10年前は500億円の売り上げが、いまは300億円ですからね。あまり明るい話は聞きません。そのあたり横山さんは違った考え方をしているようなのですが。 |
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やはり出て行くことで、向うのいろんなお客さんを見ることですね。いろんなお客さんがいますので、自分の層に合うお客さんもいますし。行くことによってお客さんも見つけることが出来ます。 高知の人は出たがりません。でも出て行くことがビジネスチャンスになると思います。 |
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チャンスは自分でこしらえるものですね。 |
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チャンスは転がっています。行けば相手方の考え方がわかりますね。そこからたくりよせていきます。行きませんとそのあたリはわかりません。 行くことによって勉強にもなりますし、商品作りにもなります。行くことから広がっていくことになると思います。 |
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