高知県に未来はあるか?
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今週のゲストは衆議院議員であり、自民党高知県連会長の山本有二さんです。今日のテーマは「高知県に未来はあるか?」でお話を伺います。 高知県の人口は現在80万人ですが、減少していまして、25年後には70万人になり、経済力も現在の80%、3分の1は65歳以上の高齢者になる予測が出ています。 しかも県人口の60%が、物部川から仁淀川の間の「高知県中央部」に集まり、それ 以外の地域は、過疎と高齢化がより進行するようなのですが・・。 山本さんの選挙区である高知3区の地域ではいかがでしょうか? |
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今のシステムのままでは、完全にその流れを食い止めることは出来ないだろうと思います。だけれども技術革新と地域のやる気、アイデア次第では人口減も止まり、産業も興り、素晴らしい未来が待ち受けてているように考えています。 | |
若い人の話です。大学や、専門学校などで県外へ進学した若者が高知県内にUターンすることがなかな か出来ないようです。これについてどう思われますか? 親にすれば多大な教育費を「投資」しながら、同じ地域で一緒に生活したくても出来ないことになります。何か方策はあるのでしょうか? |
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一つの考え方としまして「道州制」の導入もあります。四国州はひとつです。アメリカでも州の人が、思い切って州から出てワシントン・DCやニューヨークへいくことは異例です。一つ区切りをして、四国の中で政府をつくって、四国州のな税率を決めて物流の権限も規制も与える。
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自然や観光資源について。人を呼ぶ資源はあるのでしょうか?高知県は意外に観光資源は少ないのではないかと思います。 | |
観光資源をどうとらえるかということだと思います。極端な滝があるとか山があるとかは高知はありません。みんながほっとするような景色もありますし、山の幸、海の幸にも恵まれています。 |
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東宮御所へ家内を連れて行きました。広いのでバスで邸内を移動します。陛下に挨拶をしまして、高円宮夫人にも「高知国体ありがとうごいざいました」と挨拶をしあmした。その後家内とバスで帰りました。そのとき家内が「こんなやぶの中、山道を見ていると高知に変わらんね」と言いました。そこで私はぴんと来ました。こんな赤坂の一等地に誰も竹薮や潅木やらを敢えて普通の自然を東京に残されています。 つまりかけがえのないもので、自分達の庭として残すと凄い価値があるんだなと。よく考えて見ますとあの梼原の山は自分の庭と考えますと凄まじい財産です。だから高知工科大学の岡村甫先生も「物部川の周辺に家を買いたい。500坪の畑があったら。研究も進みますね」とも言われました。東大の中で研究ばかりしていた人がそう言われています。やはり高知の自然はかけがえのないものです。 野宿せよというのではありまん、。電気だとかトイレだとか車だとか。最低限のものはあって、住みかを高知にしたいという人はたくさんいるはずです。 |
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大月町龍ヶ迫の風景
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仁淀川は日本有数の清流です。いの町付近で。
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人口が減り、過疎高齢化が進み暗いような高知の未来の話をしました。じかし実は大都会の人たちは、田舎の生活に対して憧れがあると思います。逆に高知の可能性は其のあたりにあると思います。そのあたりプランなどありましたら、おかまいない範囲で紹介ください。 | |
宿毛市沖ノ島の海の様子 世界的な水準の海です
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吉野川です。豊かな水量です。
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私は最近驚いたことが2つありました。一つは町営住宅をこしらえて、町と関係ないひとに貸している話です。一体何をしているのだろうかと聞きますと、夫婦2人とお孫さんたちが泊まれるような簡素な家と、その前に庭に100坪程度の畑があります。 1年間家族が食べて余りある野菜が作れる畑があります。なんとそれが年間36万円の賃貸料で貸してくれます。募集しあmすと20倍の倍率の申し込みがあります。町では処理しきれないので、同じ規模で隣で民間企業がやりました。そこも同じような人気。同じ値段で採算が合うそうです。 それはどうしてかといいますと退職した人達が老後をどう過ごすのか。今までと違ってネクタイを外して、背広を脱いで、家族で畑を耕して、野菜を作り、美味しいねとやりたい。そのニーズがありました。 |
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もうひとつは従来もしていましたグリーンツーリズム。農家で体験宿泊する長期滞在型の宿泊制度です。埼玉県ではある小さな町で年間4万5人も来るそうです。最低でも45日、1週間はきます。日常製品も地域で買いますから、その地域の商店はどんどn売り上げがあがります。 先般高知県庁で農林部の副部長された方が本庁に戻られました。先日私の事務所を訪ねてこられました。埼玉県は凄い。グリーツーリズムが凄い。一つの町で年間4万5千人がきます。この人たちは来てすぐ帰るではありません。長期滞在型です。最低1主管は子ども連れています。朝昼晩の野菜とか食べ物とか、日用品とかを購入します。それだけで、その町は商店の売り上げが上がり所得が上がりました。 ということは田舎を持っていることは、財産です。田舎であることで被害者意識を持つ必要がありません。高知県も埼玉に負けない環境と人たちがいます。日曜市ではないですが、我々が守ってきた環境を自身を持って対応できます。 |
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カヌーを楽しんでいます。
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芋掘りをされる山本有二さん
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更に時代が変われば、それぞれ分担です。おじいさんたちは収入が低い。息子さんたちは高い。でも尊敬とか潤いとか、癒しがあります。それが田舎にあります。そのような時代になると思います。比較してこっちが劣るとかそういうものではありません。 これからの時代は分担のじだいです。アメリカのできること、中国のできること、日本でできること。高知のできることなどがあるはずです。 ようこそ中村へ来てくれましたという時代になります。 最近畑つきの別荘として売りだしたところ物凄い人気でした。夫婦2人が寝泊りしてたまに孫達も来る。年間36万円の家賃ですが採算に会い大人気でした。 |
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田舎暮らしにつきましては、都市生活者に人気があるようです。特に団塊の世代がここ数年リタイヤします。 美しい田舎を沢山もっている高知県にとりましてはチャンスなのではないでしょうか。 |
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カヌーと芋掘りの写真は 山本有二さんのホームページより掲載させていただきました。 | |