ブロードバンド時代と音楽コンテンツについて
今週のゲストは、DUKEで企画やプロデュース、サイト制作管理をされている尾崎真澄さんです。今日のテーマは「ブロードバンド時代と音楽コンテンツについて」です。
大容量の情報を短時間に送受信できる時代になりました。その波は音楽関連業界にも押し寄せてきています。
CD販売などには影響があると伺っています。現実にショップなどで影響はありますか?
そうですね簡単にダウンロードできるような時代になってきていますので、ちょっと聞きたい人はCD買うより、ネットから100円でダウンロードできるならば、それでやってみようとか。着メロでとりあえず取ってみようとか。影響はあると思います。
ネット配信の音楽コンテンツの仕組みはどうなるのでしょうか?どこで料金をとるのでしょうか?
ダウンロードするときにカード決済があるとか、モバイル系ですと通信料金に課金されるのではないでしょうか。携帯料金に課金システムになっていると思います。私も詳しくわからない部分ではあります。
その場合のアーティスト側の権著作権はどうなるのでしょうか?いろいろと問題になっているように聞いてはいるのですが?
アーティストがちゃんと管理されているサイトでは、整理されていまして、著作権はちゃんと支払われていると思います。曖昧になっている部分はあると思います。アーティスト側も対策を講じているでしょうし、簡単に配信しないようにしていると思います。
そのあたりを管理することなどが、従来とは違っているようですが?
無差別に、なんでも配る事態になりますと著作権もなくなります。それに関する防備もちゃんとしなければなりません。
著作権問題についてはアーティスト側で見解が異なるということなどはないのでしょうか?CDにごだわっているというわけではないのでしょうか?
やはり「垂れ流す」ということはしたくない。というのがどのアーチストも同じだと思います。
私もわかりませんが無線のルーターなどでお隣の聞いているのをついでに聞いてしまったとか。そんな場合はどうなるのでしょうか?
そんなに簡単に出来るものなのでしょうか?私もよくわかりません。
DUKEのホームページについて。尾崎さんが作成されています。開設時の苦労は大変だったのはないでしょうか。ホームページもブロードバンドに対応されているのでしょうか?
私たちは情報を伝えるサイトを運営しなければなりません。あまりフラッシュを使用するとか難しいシステムを使いよりも、今ある情報をちゃんと文字で伝えることが大切であると思っています。たいしたシステムは使用していません。
DUKEの会員向け雑誌と、ホームページの内容はオーバーラップしているのでしょうか?
リンクしています。毎月会員に向けて会員誌を発送するのですが、その後に見ていただくために、ホームページにアップしています。
ネット配信の音楽コンテンツの将来は「どうなる見込み」であると尾崎さんは考えられるのでしょうか?
増えてくると思います。ブロードバンドの普及によって音楽とかも瞬時にしてダウンロードできる時代になってくると思います。でも一方でアナログのレコード盤をコレクションされている人もたくさんいらっしゃいます。CDもパッケージに惹かれて購入されるお客様もいます。「ジャケ買い」と言いますけれど、ジャケットを見てそのニュアンスで購入したりとか、そうしたアナログ的な感覚も捨てて欲しくはないなと思います。
あとコンサートも今後どんどんネット配信されると思います。例えば3Dとか5Dとかわかりませんが、自宅で居ながら最前列でコンサートが見れるとかという時代が来ると思います。でもやはり臨場感は生でないと伝わらないと思います。それを私たちは伝えて行きたいと思います。
DVDとか大容量の液晶の大型画面などが発達し、臨場感は出るでしょう。しかしライブブハウスや野外コンサートの魅力は減らないのではないでしょうか。
もちろんですね。普通のコンサート会場でもそうですが、その場にいなければわからない風景や空気もありますね。生の臨場感に勝るもはないと思いますね。
2002年、2003年に
香川県満濃町国営まんのう公園 にて開催された、
四国唯一のロックフェス MONSTERT baSH のお客さん
http://www.monsterbash.jp
気象条件もいありますね。野外であれば雨も降りますし。どんという大きなPAからくる鼓膜が破れるような音響や、大音響による振動などは、会場にいませんと体験できないものです。
去年のよさこいジャンボリーの猛暑もそうですし、「我慢大会」のような暑さはその場に居ないとわかりませんね。
これだけブロードバンドで配信が多様化し、便利になったとしても、生のライブと言いますか「辻立ち」と言うのでしょうか、アーティスト側としても絶対になくならないのでしょうか?
絶対になくならないと思います。
DUKEさんもやはり生現場優先の姿勢、興業面での重視する姿勢にはお変わりないのでしょうか?
もちろん生のコンサートが基本です。例えば東京ドームのコンサートをどこかのライブハウスで、衛星で飛ばしてやるようようなコンサートも出てくるとは思います。
最後になりますが時代が変わっても変わらないものを伺いました。音楽コンテンツについてですが、変化していくのでしょうか?アジアの音楽もはやりましたし、エスニックな歌もありました。基本はやはりロックなのでしょうか?
去年も沖縄の音楽が流行しましたように、,民族的な音楽もはやっていくのではないでしょうか?
中国のなんとかという女性グループですが・・・・
女子十二楽坊ですね。
そういうアジア系のアーティストが出てくる可能性はありますか?
テレビドラマもそうですが、韓国や中国、香港のものが流行したりはするでしょう。
アジアの外国人アーティストが四国へ来る予定などはありませんか?
今のところ予定はありません。私も女子十二楽坊を見てみたいとは思いますが・・・・。
全国ツアーはやっているようなのですが・・