WEB高知のオフ会について
今週のゲストは、WEB高知のホームページを制作運営されています大野加惠さんと、シティFMの「アットマーク・カフェ」でおなじみの鈴江慎太郎さんです。今日のテーマは「WEB高知のオフ会について」です。WEB高知は老舗のサイトであり、多数のメーリングリストの参加者もいます。参加者同士の交流も盛んであると言われています。
メールのやり取りだけで、会っていない人同士が、会うと関係はどう変化するのでしょうか?「会いましょう」という呼びかけは、運営者側からされるのでしょうか? 参加者同士で盛り上げるものなのでしょうか?
大野 やりましょうということは「ケースバイケース」ですね。
鈴江 やね。
大野 私が言い出だすこともありますし、おきゃくメーリングリストの人達から呼びかけられることもありますし。特に決まってはいませんね。
鈴江 決まってもいないし、みんなが言える雰囲気でもあるし。
大野 会えば次からメールを書くときにその人の顔が浮かぶというのがあるき(あるので)。
鈴江 やりやすいというのはある。
 
大野 あるね。
ハンドルネームというのですか、メーリングリストの場合は。実際にあったら、「だれだれさんがこのネームだったんだ」というのがわかりますね。より親しみやすいという効用はありますか?
大野 相手の表情がわかるというのもあるかな。
鈴江 同じ文章でも受け取り方がソフトになりますね。会ったとき、相手の性格がわかったがうゆえに取り方が少し変わってくるとか。そういうのがあるかもしれませんね。
大野 そうですね。それがあまり濃くなりすぎて、あったことがない人が入って来れんなったりすることだけは避けたいなと思います。そのへんはバランス感覚の問題ではないでしょうか。
あの時の「オフ会がどうだった。ああだった。」と書かれても、実際に参加していない人達は話題に入れませんですね。
大野 でもね参加出来んかったけんど、どうやったが(どうでしたか)とか、という入って気安い雰囲気を常に作っておきたいなと私は思っています。
鈴江 逆に自分らは利用しゆうが(利用している)側なんですが、WEB高知おきゃくメーリングリストへ入った時点では、僕は高知の中心部にはいなくて室戸市におりました(いました)。オフ会には出ていけれんかったです。オフ会がこうでしたという風な投げかけをされたら、こうやったんやとこちらも思います。参加者同士で濃い話になったらはいりづらいと思います。
大野 その辺はやっぱりこうそれぞれの気遣いがあって成り立つものだと思います。
定期的にされていなかったという事は、オフ会の規模もまちまちだということになるわけですね。
大野 そうですね。
それから他にオフ会自体で特別にされたことはありましたか?盛り上げてやるようなイベントはあるのでしょうか?
大野 とりあえず1年に1回、WEB高知で1回花火を上げようという呼びかけをしています。これは私の呼びかけでやらしてもらいゆうが(やらしていただいている)のですが、高知市納涼花火大会のWEB高知はずっとスポンサーになり続けています。
花火大会のスポンサーの一角を担っているわけですか?  
大野 そうながですよ(そうなんですよ)。
それは大変なことではありませんか。
鈴江 これも強制ではなくて協力してくださいね。ということですね。いくらか出してねということなんですね。
花火を上げるのは、自分達でどこかの海岸あたりで自分達が購入してきた花火を上げることかと思いました。高知市納涼花火大会は、西日本有数の花火大会です。あれのスポンサーになっているわけですか。それは凄いですね。
大野 スポンサーのパンフレット見たら、ここの枠に協賛企業各社と並んで「WEB高知の愉快な仲間達」という名前が「ぽこっと」はいっちゅう(入っている)形なのですよ。花火大会会場本部では、スポンサーのコメントもちゃんと読んでくれるんですよ。それを一番最初のときでしたか、おきゃくメーリングリストで「どういうコメントにしようか」ということで、みんなで考えて出しました。それ以来「やるで」と言いまして、1人1口3000円でのってくれる(協賛してくれる)人は宜しくお願いします。とメールを1年に1回か2回私が募集の時期に出します。「のった」という人達で、花火を上げるというような形になっちゅがですよ(なっているのですよ)。
それは凄いことですね。
大野 「え〜かのおぉ、WEB高知の酔狂花火かぱっと咲く。」というフレーズと提供はWEB高知の愉快な仲間達というアナウンスが花火大会会場で流れます。毎年ずっとやっています。WEB高知のホームページでもその様子が動画で見ることが出来ます。去年はビデオを持っていっていましたので、私の方で全部撮影していました。それで、CDにコピーしてのってくれた方には、記念で差し上げました。
 
高知市納涼花火大会のスポンサーまでWEB高知がされていることには驚きました。他にオフ会にはどんなイベントをされましたか?楽しいオフ会だったのでしょうか?
大野 お花見オフをしました。佐川町の牧野公園があります。これは定例的にしています。
 
鈴江 やりゆうけんど、自分はまだ出たことはないですね。
大野 越知町のメンバーの方が場所を取っていただき、花見をします。その時、(花火会場近くの)私の知り合いの司牡丹のお勤めのお友達が、絞りたてのお酒を差し入れに持ってきていただいたりとか。なかなか飲めないお酒を飲めたりするいいオフですよ。
その他には自然系で、「蛍オフ」。皆で蛍を見に行きました。これも佐川町の奥の方でした。蛍がたくさん乱舞するところがありました。そこへみんなで子供さんたちをつれて見に行きましょうと呼びかけました。なかなか高知市内でも都市化で蛍を見ることができなくなりましたから。あと幅広い年齢層と言えば、「シルバー高知」さんなんかと合同で、モネの庭(北川村)へ行くオフ会もしました。
鈴江 それは行きました。ちょうどごめん・なはり線が出来たばっかりで、乗ったことがない人もいましたね。そういうのもありました。
大野 「ごめん・なはり線に乗ってモネの庭へ行こうオフ」でした。
 
鈴江 向こうへついてビアガーデンで飲んで、最終列車に間に合うように帰る。自分がごめん(南国市)で降りることで、気が付きました。奈半利駅から、ごめん駅まで1時間ちょっとです。十分向こうで飲んで帰ってきて、またごめんで降りてまた飲めるなということですね。
なかなか活発な活動ですね。
大野 あとは土佐電鉄のとでんの電車(路面電車)を貸切にして、「高知のまちをみんあで見よう」というので、「とでんの電車を愛する会」に人にも同乗していただき、電車の解説をしてみただきましたね。電車は右には曲がれない。左にしか曲がれないことを知りました。あとここは三菱が一番最初につくるとき協力してくれたとか、そこのレンガがどうのこうのとか・・・といった話は面白かったです。
それぞれの参加者の個性が出たようなオフ会のようですね。
大野 電車のオフ会は、「おきゃくメーリングリスト」のメンバーの方が「やりたい」と言われて実施しましたので。お花見もそうです。蛍もメンバーの人達からの呼びかけでしたね。なんとなく誰かしら「こんな事やらん?」というのが比率的に多いようですね。
鈴江 僕の場合は忘年会とか、お酒の多いほうが参加しやすいと思いますね。
メンバーにはお酒の好きな人、飲めない人もいますよね。バランスは必要ですね。
大野 子供づれの参加もあります
年齢差のある会員同士の交流も上手くいかれているようですね。
 
大野 そういう具合にみなさんが思っていたでいていたら嬉しいですね。
IT技術に差のある」会員同士の交流などはありましたか・
鈴江 技術的なことはなかったですね。オフ会は趣旨でもないですし。
最近では「どこのメーラーがいいいの?」とか「OUT LOOKはどうなの?」といった情報交換などもおきゃくメーリングリストでも見ましたが。
大野 どちらかと言いますと「高知のことをもっとよく知ろう」ということがコンセプトになっています。技術的なことよりも知らなかった高知を「再発見」することのほうが、みなさん関心が高かったように思います。
鈴江 困ったときは、詳しい人がすぐに答えてくれるところもありますね。幅広い参加者がいることを感じますね。