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若い世代に望むこと
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今日のテーマは「若い世代にのぞむこと」です。
現在の社会は若い人たちにとっては厳しい社会のようです。大学や高校を卒業しましても従来のように簡単に就職できません。また正社員になれる比率が毎年下がります。
まじめに努力をしても無駄な風潮が若者に蔓延、企業側は再教育の必要のある若者を敬遠しています。この状態は良くないと思いますが。中堅の盛本さんはどう思われますか? |
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1)自分が何ができるのかを「棚卸」が必要であると思います。不平不満を社会にぶつけても何の解決にもなりません。 |
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何が出来るかは解らないでしょう、挑戦が足りませんから。しかし挑戦していない訳ではなく、その機会を与えられていなかっただけです。まずはその機会を与えて欲しいですね。
求めるよりもまず『与える』事が必要でしょう、金銭等の優遇ではなくチャンスそのものをです。
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2)匿名掲示板(落書き)に書き込みしたりしても空しいだけです。若い人は社会運動の
経験も足りません。同世代以外の世代へのコミュニケ−ション能力にも欠けます。
情報発信力も弱すぎまんか。
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BBS等に書き込みを頻繁にしている人の中には、情報を持っている人やアンテナを大きく張っている人が多いです。コミュニケーション不足は間違いないでしょうが、彼等にそれを訴えるよりもまず何をして欲しいか打ち明けるべきです。『何かしろ』ではなく『これをやってみないか』、今の熟年層は『誘導力』『魅力』『説得力』がありません。
『俺達の若い頃は』という馬鹿げた言葉で、虚勢を張ることしか出来ません。若者がついて行きたい人とは『昔大きな功績を残した人』ではなく『今から大きな目的の為に突き進んで行こうとしている人』なんです。
誰しもが大人に育てられその人達の影響を受けて生きています、擁護されているのは今の若者に限った事ではありませんから。
今の社会を作った人達が今のままで今のままの社会を次の世代に託すという事は、責任放棄もいいとこでしょう。
また情報を発信したとしても『お前等は何も解ってない』とか『世の中そんなに甘くない』とか言われてきた世代は、自分達の世代だけで情報を共有しています。発信していなんじゃなくて、自分達と同じ価値観を持っていない人達やアンテナが小さく収集する為の知識がない人達からとやかく言われない様にしているだけです。
ある意味での次世代的社会の構築を果たしていますが、これはあくまでもバーチャルな社会で危機感を覚えます。でも一つ言える事は『その情報が欲しければスキルアップし自分で取りに行け』という事です、大人が子供に教える様に『欲しいものがあるなら努力しろ』という事ですね。
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3)社会が若者をちやほやする時代は終わりました。若者は社会のアウトサーダーになりつつある事実を直視すべきです。選挙にしても 意思表明せず、棄権ばかりしていれば、無視される存在に成り下がりますね。
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選挙については『誰がやっても同じ』という考えでしょう、高知県の様に利権構造がはっきりしている地域では特にです。
しかし、橋本知事になってから高知県としては変化があった事を認め、意識を変化させるべきです。市町村は詳しく解りませんが。
また彼等はアウトサイダーになりたいのかも知れません、大げさに言えば新しい世界は自分達だけの手で作りたいとか、まるで60年代の若者がITを手に入れた様に感じる時があります。
当時を生きた人は違うと思うでしょうが、それはその人達が今の若者を理解出来ていないだけで 、彼等もきっと戦後を支えてきた人達にそう思われてきたはずです。
暴力行為を肯定しませんが、2・26事件もそんな若者の『自分達の手で』が形なった部分が強いと思います。
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4) 自分の言葉で、通用する発言をすべきでしょう。場合によっては「体を張る」ことも
出てきます。堂々とやるべきでしょう。 |
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若者達にそう言い放つ事は無責任な世代に任せて、その場所を作って行きたいと思います。若いという力は方向さえ間違わなければ、金の力ごときには負けませんから。
近い世代として『行動で語る』を実践したいと思いますし、今その行動は一部だけですが認められていると感じています。勘違いでなければいいですが。
失敗を責める場所ではなく、スポ根ドラマの中の様な『信じあい許し合える』場所を作っていきたいと思います。
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5) 大きなプロジェクト(たとえばイベントなど)をどんどんトライしやるべきでしょう。
不平不満ばかり言っている奴は、大きな事をしたことのない連中ですね。
大きなことをやるためには、社会の様々に人たちと接触し,協力を得る必要がありませんか。
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先程と重なりますが、トライする事は簡単だと感じますしその意識もあるでしょう。では何故行動に出ないか、それは失敗の責務の負い方にあると思います。現場だけが問題視され命令系統を問題視しない、これではやった者損という事になります。そのくせ成功に対しては組織全体が評価される、今の社会の薄汚さそのものの影響が強い気がします。
組織のあり方が今のままでは、自分さえ良ければいいという行動範囲は変えられないでしょう。しかし、自分の為ではなく自分の子供の為にと考える様になれる20代後半からは、考える必要があります。今の自分がそうですが、今の熟年層に反発するのであれば自分達がそうならない様にしなければ、反発する価値がありません。
熟年層と関わりを持ち『古い考え方』を知らなければ、新しい考え方である『自分の存在』のアピールは出来ません。偉そうに言えばその手本となり、関わってくれる若い力の協力を得たいです。
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6) 中堅の存在は若い世代と、指導層世代とのつなぎ、ボランチのような役目です。
そうした意味で今年は様々な提案をしたいと思います。 |
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大変な役割ですが、そうありたいと思います。
実際はどちらの意見も理解出来ますから八方美人的に見られると思われるでしょうが、それで全ての世代が繋がるのであればそれもいいでしょう。
人の為とよく言いますが自分の本心は、他人から誉められたいとか認められたいとか、自分の子供に胸を張って生きていたい、自慢してもらえる親でありたいという私欲からです。人の為にいい事をする者と横に書くと偽善者とも読めますから、それを隠す必要もないでしょう。例え偽善と言われても誰かに迷惑をかけず、それ以上に利益を共有出来るのであれば、それは社会貢献と言えるはず。そう考えています。
『世の人の吾を何とも言わば言え、吾なす事は吾のみぞ知る』
この言葉を胸に頑張ります。
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