結婚の社会的意義は?
 
 今週のゲストは高知結婚応援団団長の楠瀬由美さんです。楠瀬さんはくすのせゆみブライダルの代表者も勤められています。
 今日のテーマは「結婚の社会的意義は?」でお話をお聞きします。結婚は人生のなかで最大級の行事であります。世界のどの民族でも重要視されていると思います。結婚当事者の意識が最近は尊重はされてはいますが、「家と家の結婚」という社会的な意義は弱くはなっていないのではないでしょうか?
多くの場合、結婚しますと日本の場合は男性の姓になります。新たに戸籍上で本籍が出来、女性の場合、今までの家族から切り離された形になります。最近は「夫婦別姓」の人達も聞きますが、多くなっているのでしょうか?


 そうですね。私自身も調べてみました。高知市役所の戸籍係りに聞きました。夫婦別姓というのは、通称で旧姓を使用されるか、婚姻届けを出さずに事実婚をされて、住民票のなかで見届けの方は増えていますかと尋ねました。


 それは明確にはわからないと言われました。婚姻数も減って来ています。平成16年に、婚姻届があった数は高知市内で1970件でした。夫婦別姓の部分は実感として把握していません。

楠瀬由美さん
「嫁に出す」ということは財産分与の意味合いが多いように思われました。昔親戚で結婚して大阪から奥さんが来た時に大型トラックに家財道具一式を積んで来ました。後で「展示会をするので来てほしい」とも言われました。今でもそのような習慣はあるのでしょうか?
 地域によってはあるように聞いています。どうなのでしょうか。家によって違うと言えるでしょう。私たちの頃では婚礼家具などもありましたが、家の形式が変化し、クローゼットや備え付け家具が普及していますし。
 晩婚になっている傾向ですから、今まで使っているものを使い、足りないものを購入するという傾向ではないでしょうか?家財道具一式見に来て欲しいという形体はすくなくなっているのではないかと思いますね。
 私の場合結婚式は高知でしましたが、職場は東京であり仕事は多忙でしたので、披露宴に来てくれた人たちに挨拶状を出しそびれてしまいました。今思えば非礼なことをしたと思います。多くの人達の時間とお金を費やして来ていただいた自覚がありませんでした。その「教育」も必要ではないのでしょうか。
 そうですね。私たちは結婚披露宴と言いますのは、育てていただいた両親や、職場の人たちに、親戚の方たちに、結婚してともに暮らしていきます。育てていただきまして、ありがとう。どうぞこれからもよろしくとか。未熟者ですがよろしくとかいった、いろんな披露の場ですね。
 その場にどのような人たちにいて欲しいかということで、案内状を出されると思いますいて欲しいというのも自己表現ですので、それで先方が都合が悪ければ欠席のお返事が返ってきます。いかにして繋がりをつくるかという気持ちのありかたであると思います。
 世知辛い世の中ですから、私はご案内をいただいたら嬉しいですね。皆さんと一緒に祝福しまして、いいお料理と、いいお酒をいただきます。
 そのときはきづきが無くても、長いお付き合いの中で気がつかれることもあろうかと思います。

収録の様子です。楠瀬由美さんは歯切れよく、はきはきと明確にお答えいただきました。

また「親として」の至らなさを反省させられた収録でありました。

楠瀬さんは、結婚にいたるお世話をされたカップルとは結婚後も交流はされておられますか?やはり人間は結婚すると変化するものなのでしょうか?
 そうですね。私の付き合っている彼氏と、2人と私の部屋でホームパーティなどをしまして、自然に(というか策略的でもありますが)、結婚していっています。
 結局そうなりますと、2人の新居に招かれたりします。結婚後の付き合いもありますね。付き合いも継続しますね。
 子どもさんを連れて報告に来られるカップルや、うちのホームページへの掲示板への書き込みもしていただいています。そうやって年に1回でも2回でもお知らせいただくことはとても嬉しいことです。

結婚後のお付き合いも末永くされているようです。

写真は楠瀬由美さん提供。

 若者達の縁結びを楠瀬さんはされておられます。最後に楠瀬さんの結婚観をお聞かせ下さい。
 本当に私は、バツ1で偉そうなことは言えません。別れてからも幸せな時期を経験しています。やはり経験せずに未婚のままでということを少なくしてあげたいな。と。
 パートナーと巡り合えること。自分の人生が悔いの無いように思う人生を送っていただきたいですね。わたしは43歳ですが、30代前半で人生がいっぱいいっぱいだとか言わずに、諦めないで下さい。もったいないです。自分の人生ですので幸せを掴んでください。
 どんなことでも相談にのりますので、前向きにボディティブに言っていただければと思います。

お疲れさん会の様子です。フレンドリーなお付き合いが末永く続く秘訣なのでしょう。

 

写真は楠瀬由紀さん提供です。

楠瀬由美さんのホームページ        http://www.inforyoma.or.jp/takasago/kusunose/welcome.htm
1月番組に戻ります