橋本知事は責任の所在を明確に
 
今週のゲストは、市民オンブズマン高知の窪則光さんです。今日のテーマは「橋本知事は責任の所在を明確に」です。
 橋本知事は、今年知事選挙をひかえています。いまだ正式には出馬表明はしていません。窪さんは、橋本知事は、「一連の県庁不祥事の責任を全然とっていない」と指摘されています。窪さんの見解をお願いします。
「高知商銀巨額融資焦げ付き事件」「やみ融資事件」「別件やみ融資」事件は、すべて山本副知事を頂点とする庁幹部職員が引き起こしました。
 その事件すべて橋本大二郎知事は「知らなかった」と答弁しています。しかし当然「結果責任」はあります。知事の話をよく聞いていますと「宣伝や広報やセールス」は橋本知事が、県内部の裁量・決裁は山本副知事が仕切っていたのでしょう。県庁の「二重構造」です。
 私達県民は「二重構造」の県庁運営を選んだわけでも、期待したわけでもありません。
あくまで期待したのはよどんだ高知県庁の改革でしたのですから。

「この指とまれオンブズマン」の目次の項目。

いかに県庁が過去税金でやりたい放題」をしてきたかが、克明に記述されています。

橋本知事の、情報公開に対する実行力はどうでしょうか?何が問題なのか県民は今ひとつわかりません。具体的に橋本知事の問題点をご指摘ください。
 
「改革派」知事とされる宮城県の浅野知事。長野県の田中知事。彼らは高知のように((二重権力」の県庁をこしらえてはいません。知事自身が)県庁の組織を掌握し、時に対決し、改革案を徹底させています。
 高知県庁は「外面」と「内部」が異なる構造です。それを改革しない限り、同様の問題は繰り返し引き起こされるでしょう。「やみ融資事件」「別件やみ融資事件」も司直の手で、審査いただかにといけません。「被告」は高知県庁である、高知県知事なのですから。

高知県庁は「情報公開」の重要性、公共性を職員レベルでは全然徹底していないようです。

年々全国情報公開度ランキングが低下し、今年は遂に47都道府県中、34位に下落してしまいました。

知事も職員の意識改革には成功してはいません。

情報公開の進展度合いは最近はいかがですか?
 
情報公開度は当初は先行していました。最近は「遅れをとっている」と思われます。
私達は「情報公開」といえば、公文書はすべて公開されるものだと思っていました。
 しかし現実はそうではありません。行政部署に都合の悪い情報は開示されないことが、わかりました。高知県は特にひどいです。
 知事のリーダーシップを発揮し、要求された情報開示には、保護が必要とされる「個人情報」以外は公開されるべきでしょうね。
 情報公開度はむしろ「後退」しているのでしょうか?
むしろ後退しています。なにをしているかわからないからです。現在も「外部監査委員」を選任、企業の「社外取締役」的菜な役割に期待していました。しかしその内容は公開されていません。公開されないから、「何をしているのか」わからないのです。
橋本知事の、情報公開に対する実行力はどうでしょうか?何が問題なのか県民は今ひとつわかりません。具体的に橋本知事の問題点をご指摘ください。
6月定例県議会での知事の所信表明で「情報公開の徹底」をわざわざ表明しなければならないほど、高知県庁の情報公開度は危機に陥っているのです。高知県庁の情報公開は「未だに道半ば」である。という危機意識を県民各位が持っていただきたいのです。
橋本知事は今度の知事選挙に出るべきですか?出るべきではないですか?
市民オンブズマン高知は、政治団体ではありません。出馬の有無についてコメントできる立場ではありません。ご本人と県民が決めることです。

橋本大二郎高知県知事を囲む、高知県ブロックの青年会議所(JC)理事長達。

 

高知県庁は「外面」と「内部」が異なる構造です。それを改めない限り、同様の問題は繰り返し引き起こされるでしょう。
 
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