現代学生気質について
 
今週は土佐女子短期大学講師をされています伊藤一統様にスタジオに来ていただいています。伊藤様は、高知大学や、高知女子大学や専門学校の講師もされています。
情報操作の講師もされています。そんな伊藤さんですから、若い学生たちとの交流は数多くされていて、様々なネットワークがあるようです。現在の学生気質はどのようなものでしょうか?30年前の学生としてはお聞きしたのですすが?不況のご時勢ですが、そうした就職へのプレッシャーなどの影響はありますか?
確かに学生は不安を抱いており、資格の取得などスキルアップに向けてまじめに「勉強」をする学生が少なくありません。学校教育の中で「勉強」というスタイルには慣れ親しんだにとりくむ学生がよく見られます。大学へ通学しながら専門学校へ通う「Wスクール」している学生もたくさんいますね。
今の学生はアルバイトなんかはどうでしょうか?
アルバイトを一生懸命やる学生は多いですね。ただ、アルバイトもせずに「勉強」をする学生も少なくありません。
5月病のようなものは今もあるのでしょうか?

大学キャンパスでは教授と学生との対話型講義が行われます。


高校までの授業形態とは異なります。

昔前とは若干違うかもしれないが、受験というものを終え、目標を見失った学生たちが切れたようになって、中には引きこもってしまうような学生も出てきてしまうこともあります。暇さえあればゴロゴロしている、といった様子ですね。最近は自室に閉じこもっても、メディアを介したコミュニケーションが可能なので、特に困ることもないですし
コミュニケーションが下手になったのはそうした便利な社会になったといった事情からでしょうか。学生からすれば快適な空間を持っているように思われますが、彼ら自身も不安に思っているのでしょうか?
メディアコミュニケーションの活発化ということは、逆にいえばフェイス・ツー・フェイスのコミュニケーションの低下につながり、不安というかさびしさを感じている学生が増えているのではないでしょうか。人恋しさはもっているということでしょうね。

サークルに所属する学生も少ないといいます。コミュニケーションが下手になったということでしょうか。
下手になった、というより煩わしいものは避けるという傾向が強いように思いますね。だから自分からサークル所属を避けたりするというようなところもありますね。