スイングする人生とは
今週のゲストは、高知で｢ジャズ音楽の生き字引」といわれているアルテックの青山清水さんです。今日のテーマは｢スイングする人生とは」でお話を伺います。 　青山さんのお話をお聞きしていますと、｢人生いたるところにジャズ」であり、教訓も励ましもすべてジャズから引き出されているようです。ジャズを生活に取り入れるとかくも人生が楽しいのでしょうか？ アメリカ南部の黒人達の過酷な生活からジャズは生まれましたフランスの移民の方達との癒合がありました。。黒人達は生活をジャズ音楽でコントロールしたのでしょうか？現代の日本の社会も過酷です。スイングしていれば乗り切れるのでしょうか？
そうですね。ジャズをやっている人はいろいろあります。僕はなんでも好きなのでありとあらゆるものを聴いています。音楽のない生活は考えらません。
わたしもアルテックへ行きまして、いつも驚きますのは、レコードの収集の数の多いことです。旅行にいかれる先々でジャズのレコードを購入されるのでしょうか？
	アルテックの様子。オーディオ機器の裏には、ジャズレコードの収納部屋があります。
そうですね。いっぱい欲しいので購入しますね。
コレクションの数はどのくらいになっているのでしょうか？
１万枚を超えているでしょうね。正確に数えたことはありませんが。生活の一部ですね。ジャズは。
現代社会はストレス社会。子供も大人も高齢者も｢鬱」に陥ることもあります。 ジャズはそういう人達を癒し、励ます音楽なのでしょうか。
やはり聞き方だと思います。活き活きと気分がハイになるような音楽を聴くことが大事であると思います。こもってくるようなものもありますし、スイングのように体が自然に動くものもあります。 　自分でもふと落ち込むことがありますが、それは自分で治します。
青山さんは｢物事を前向きに」考える人なのでしょうか？ジャズが青山さんの人生に　与えた影響は大きいと思いますが。節目、節目にどのような影響がありましたか？お構い範囲でお聞きしたいのですが。
ホールで時間どうりに演奏が始まることは当たり前です。それまでには相当ないろんなことがあります。でもどういう方法になっても、お客さんが喜んでいただければ良いのです。
ライブやコンサートをやることは大変なのですけれども、やり遂げることでエネルギーも出てくるようですね。
	観客が乗ると、アーチストも乗ります
スイングというふうにジャズは言われています。演奏を聴かれていまして、体が自然に動くとも言われています。ただ恥ずかしくて出来ないこともあるのですが・・ 　そのあたりどのように考えたら良いものなのでしょうか？
やはりリズムをとっていくことですね。４拍子なので、「１、２、３．４とか」「２．４」とか飛ばして行きます。飛ばしたほうがインパクトがあります。 　それがジャズです。
アメリカなどの演奏などでは映像で見たことがありますが、観客が大変乗っているようで、アーチストも影響されていい影響があるほうですね。
それは僕達でも「待っている人たちがいる」「満員になった」というだけで嬉しいですからね。
観客側もじっと黙って聴いていなくて、自分で体を楽しく動かしたりすることが、より深く楽しめるのでしょうか。
それを見た演奏者が影響され乗りますね。ただ聴きました。有難く拝聴しましたでは面白ありません。
ジャズ・アーチストで私たちの生きかたに参考になるような人がいましたらご紹介下さい。困難な時代に立ち向かう人の音楽は人々を励ますでしょうから。ビリー・ホリディなどはどうなのでしょうか？
ビリーホリディは参考にしないほうが良いです。破滅的な人ですから。やはりお金をもらいために大変なことです。 　普通のひとは２４時間を大切に使うべきです。８時間寝て,8時間働きます。あとの4時間を生活のことをして、残りの4時間をいかに有効に活用するかと言うことですね。 　出来ることは1人1人それほどないのですね。だから自分のしたいことを重点的にして構わないことを放っておく。出来るだけシンプルにしたら良いと思います。
青山さんが時代を超えて｢１押し」のジャズアーチストをご紹介下さい。
それは難しいですね。僕はレイブラウンが大好きで墓参りにも行きました。あだ名もつけられました。私はピートローズだと。
野球選手の人ですね。
そうです。僕が「酒と薔薇の日々」という曲をリクエストしたので、それでローズ（薔薇）さんと呼ばれだしました。僕は野球が大好きなので、その頃ピート・ローズ選手が全盛期だったので、ピートローズと呼ばれていました。 　それ以来西海岸の人には、ピートローズと呼ばれています
レイブラウンはアルテックへも来られてことがありますか。コンコードでも見たことがありますが。
アルテックにも来たことがあります。コンコードは4回出演いただきましたし。
いつ亡くなられたのですか？
3年ほど前ですね。
１１月番組に戻ります