なぜ「個人情報」が流失するのか?

 今日のテーマは「なぜ個人情報が流失するのか?」です。個人情報機密法も話題を呼びました。知らない会社から売り込み書類が来たり、電話がかかってきたりします。教えていないのに不思議なことです。実は大手企業や様々な団体から「個人情報の流失」が相次いでいるからです。以前はアンケートなどの書類や電話による無作為調査などくらいでした。最近はパソコンにより集積した個人情報などが、大規模に流失しているようです。考えられる原因はあるのでしょうか?

1)やはり大手企業の「危機管理」が駄目なのでしょう。それは個人情報の「重要 性」に企業自身が気がついていないからです。

2)単なる「顧客名簿」程度の認知度ではないのでしょうか?その顧客名簿をパ スワード 設定もせず、誰でも見られる場所に「放置」しているといった信じら れない事例もあ ったようです。

3)WEB担当が、インターネットの知識があまりないのが原因にあげられてい ます。「情報管理」「顧客管理」「危機管理」がリンクされていません。また 危機管理の 予算すら計上していない企業が多いとも聞いています。

* 個人情報を漏らした企業には、罰則規定を設けるべきです。また官公庁にも  同様の「罰則規定」は必要です。先般の防衛庁の「個人情報リスト」には驚 きました。   

* 公務員の「機密漏洩」は厳罰主義でやるべきです。防衛庁のおとがめなしの  、処分  には不信感を持たざるを得ません。

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2002年3月1日