都市圏の活力比較は?  

 今日のテーマは「都市圏の活力比較は?」です。日本経済新聞の1月3日号には「都市圏の人口変動」について記述されています。都市圏とは中心都市とその周辺市町村からの通勤、通学人口を合わせた人口を言います。今回の調査では日本は100万人を超える都市圏は16あります。高知市の都市圏人口は53500人で全国54位。長崎士は657900人で全国36位です。元気のある都市、衰退している都市はどうなっているのでしょうか?

1)高知市と同規模の沖縄県那覇市の都市圏人口は739000人です。高松市は633000  人、徳島市は599000人でいずれも高知市よりは大きいといえます。

2)問題なのは都市圏の人口は増大しているが、中心都市の人口は減り、周辺部が増大 している都市があります。那覇市、長崎市、徳島市もそうした傾向にあります。 公共交 通機関が発達していなければ通勤の車両で通勤時間は交通渋滞が発生しているはず です。

3)東京圏の都市圏人口は2890万人もあり、大阪圏の1210万の2・8倍もあります。 活力 があるはずであり、「別格」の巨大都市であります。

* 一方都市圏でも衰退している都市は深刻です。室蘭や小樽、釧路など北海道が深刻 で す。それは札幌が230万の都市圏を形成し、北海道人口の半分を都市圏としている からでしょう。

* 政令都市とか、県庁所在地の都市は人口が増加傾向にあります。また地域ブロック   都市、たとえば九州なら福岡、中国なら広島といった都市は増加傾向です。新居浜市  など県内2番目の都市や、「企業城下町」といわれた都市は衰退しています。

* 高知県内でも高知市と隣接する市町村以外では人口が減少しています。室戸市や   土佐清水市などは人口減少が止まりません。車社会になり、郊外型大型量販店主体  の世の中になりますと都市の様相はまた変化します。一層の観察が必要です。

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2002年3月1日