都市計画不在の高知市の危うさ

 今日のテーマは「都市計画不在の高知市の危うさ」です。

高知市に都市計画が存在しないと言っているのではありません。市内各地での区画整理事業や道路計画などが進展しています。住民参加方式も検討はされています。

 しかし「高知市はどういう特色の地方都市であるべきか」と問いかけますと、明確な答えはあるのでしょうか?以前このコーナーでも「特色のない地方都市は滅びる」ととりあげました。高知市の都市づくり、大丈夫なのでしょうか?

1)今一つ明確なビジョンがありません。松尾市長は「元気都市」という表現をします

  なんのことだか、いまだにわかりません。

2)最近の高知市政のやっていることは、「箱物」づくりばかりです。一番愚かな施設

  は、200億円の市単独予算で建設されている高知市総合プラザです。集客装置

  として中途半端きわまりない。多目的は、役に立たない典型です。

3)郊外市街地の拡大とスプロール化。中心市街地の空洞化。過疎化。具体的な

  手を都市計画で打ってはいません。

* 市民参加、市民主導と言いながら、明確な都市ビジョン、都市計画不在の高知

  市。なにを議論するのかふめいだであります。

* 高知市民憲章に「鏡川を清潔なまちのシンボルとしましょう。」というのなら、

  本気で実行すればどうだろうか。水量豊かにし、護岸の景観整備をする。

  鮎が生息する川にする。

* アメリカテキサス州のサンアントニオでは、まちを流れるどぶ川を綺麗にし、

  観光船をこしらえ名物にした事例があります。どうせやるなら徹底的にやる

  べきでしょう。

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2002年3月1日