「均一思想」は危険思想

 今日のテーマは「均一思想は危険思想」です。

公立の小中高校での卒業式、入学式における「日の丸」「君が代」の強制は、徹底」してきたようです。一応この問題は決着がつきまして、教員組合側も目立った抗議運動も展開されていません。

 一方で、政府は「規制緩和」、「銀行などは護送船団方式からの決別」を打ち出しています。国際競争に克ちぬくには、個性的な経営、指導が必要だからです。

 教育現場では、ひとつの価値観を強制させる。経済面では自由競争を導入する。

とても同じ政府の方針とは思えません。情報通信も発達している現代社会。均一な思想に染まるのは危険ではないかと思いますが。

1)「日も丸」「君が代」にはなんの罪もありません。サッカーなどの国際試合では、

  ごく自然に日本代表を応援しています。大相撲での優勝力士表彰式前に、君が

  代斉唱もごく自然なことです。

2)ただ従来からの日本人の特性は、「異物を排除する。」「異なる価値観を受け入

 ない。」「コミュニケーション能力が低い」ということにあります。

3)たとえば、銀行が不良債権を処理しようと政府が号令をかければ、中小零細企

  業の融資まで、一斉に引き上げる「特質」があるからです。「皆と同じ」ことで

  安心する保守性が社会に蔓延しています。

* 学校現場でも、「他人と違うことを実行する人物を誉めるべきでしょう。」

  日の丸と君が代導入という「政治闘争」の後遺症、副作用があるようです。

* 他人と同じこと、他社と同じことをやっていれば、「淘汰される」時代になりま

  した。日本人伝統のメンタリティを変革するのは大変です。

  それをやらなければ、日本社会に未来はありません。

   「均一思想」を打破しなければなりません。

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2002年3月1日