サッカーの魅力について
 
今週のゲストは南国高知FCのお世話をされている北代誠さん、監督の福富和平治さん,チームスタッフの宮脇純二さんに来ていただきました。今日のテーマは「サッカーの魅力について」です。
 昨年はワールドカップが日本で開催され、日本代表の活躍もあり日本中が盛り上がりました。皆様方にサッカーの魅力を語っています。
 皆さんがサッカーを始められた、意識された年齢は何歳ぐらいですか?
競技としてされたのは何歳ぐらいからですか?
 

福富

自分は高校1年から始めました。現在は高校から始める選手は少ないと思います。

 

宮脇

私は中学のときから始めました。少年の時には今のような少年サッカースクールはなかったです。「時代を感じ」ます。

 

北代 

僕は中学校からです。大学までやりました。

 
年齢が若くなるにつれて、子供の頃からサッカーに親しんでいる人が増えて来ていますね。
宮脇 各地でサッカースクールをやっていますので。
北代 日本サッカー協会が小学校に目をつけたのが大正解でした。組織化がかなりうまく行きました。それがJリーグの発足や、強化に役立っています。
サッカーという競技はやはり子供のときからしたほうが良いのでしょうか?
宮脇 年齢によりまして技術取得能力が異なります。年とってやると難しい面があります。やはり小さなうちからやったほうが良いと思います。
北代 翼なんか作ろうとすれば、小学校からサッカーをしないといけないでしょうね。
日本のサッカーの世界水準のレベルはどうなのでしょうか?
FIFA(世界サッカー連盟)のランキングではどうなのでしょうか?

宮脇 
 調べて来ました。25位ぐらいですか?1ランク下がりました。
今年ワールドユースがあります。今回はどうなのでしょうか?
U−22はアテネ五輪へは行けそうですか?
北代 いけるといいですね。システムが日本は出来ていますので、ワールドユースでも日本はかなり上にいけると思います。昔は日本は強くありませんでした。プロが出来た、Jリーグが出来たことがかなり強化されました。韓国なんかも強いですが、ぜひともオリオンピックへは行ってもらいたいですね。
私ら子供の頃は高校までクラブもなく、土のグランドでサッカーをしていましたから、偉い時代は変わったなと思いますね。
北代 ここにいる4人とも全員土のグランドではないですか
宮脇 芝ではプレーしたことはありませんね。国体さまさまですね。
サッカー選手というのは何歳まで出来るものですか?
福富 高知県代表クラスでは35歳前後ですね。四国リーグなどの第一線クラスですと30歳前後がトッププレーを維持できる限界でしょう
瞬発力と、持久力が要求され、「走る格闘技」」ともサッカーは言われています。きついスポーツですね。
宮脇 きついですね。

年齢的には上がってくると一線ではできなくなるのですね。
福富 そうですね。シニアのクラスもありますし。60歳代でもやっている人もいます。
今の南国高知FCの選手の皆さんは、どういう動機でサッカーを始められたように聞いていますか?
宮脇 私たちも去年ホームページを立ち上げました。そのとき選手のプロフィールをこしらえるとき、動機を聞きました。漫画にありました「キャプテン翼」ですか、それを読んでからという選手が結構多かったです。
大きな影響力を持っていましたね。私の世代は遥かに古くてメキシコ五輪の釜本選手の活躍や永井選手の活躍。、漫画「赤か血のイレブン」がサッカーを始める動機でした。
北代さんは、海外青年協力隊時代に、現地の子供達にサッカーを指導していたように
聞きました。サッカーは「世界の共通語」なのでしょうか?
北代  サッカーの指導はしたことはありません。タンザニアに2年間いました。サッカーが凄く盛んです。チームでプレーをしたことはあります。タンザニアではプロの国内リーグが存在しており12〜3チームありました。、国内の試合でも5万にくらいの人が見に来ますので、一番盛んなスポーツであり、旨い選手はヨーロッパのプロにスカウトされております。
アフリカと言いますとワールドカップでも、南アメリカとかチェニジア、カメルーン、ナイジェリア、セネガルなどは、身体能力が高く、上手い人がたくさんいます。それだけ素質のある人たちがたくさんいるのですね。

北代 エムボマとかカヌーとかずば抜けた選手をスカウトするチームは凄いですね。
日本も昔から言えば、底辺が広がっています。一流の選手が出てくる土壌が出来てきたと言えるのでしょうか?
北代 当然そうですね。中田なんかはイタリアで活躍していますし。後に続く選手もいますので、その土壌は完全に出来ていますね。

今後の南国高知FCの魅力というのは、そうした上手い選手の受け皿になることでしょうか?
宮脇 特に高知の選手の受け皿として機能してきました。四国リーグで3連覇してきたということがチームとして担うべきです。
北代 高校に軸がないというのが課題です。
確かに高校サッカー選手権に出る学校は毎年変わっていますね。そのあたりが問題なのでしょうか?
福富 今明徳に県内外の優秀な選手が集まっています。また高知学園のほうにも県内の優秀な選手が集まってきています。ただすぐに成果がでないのが実情です。レベルが高くて切磋琢磨するのはいいのですが・・・・。
宮脇 下馬評が高い高校は必ず予選で敗退しますし。
福富 去年も1勝はしていますし。かつてのように出れば大敗ということはなくなりました。レベル的には上がりました。
高校生が問題なら「選抜チーム」なり「地域のクラブ」などで登録して、国体なりインターハイに出場する方式は取れないのでしょうか?ヨットなどは、高校に海洋高校しかクラブありません。どこの高校へ行っても夜須で共同練習して、遠征に行くようにしているようなのですが・・
夜須町のハーバー 夜須でのヨット指導は連合軍
ヨットの高校生は合同練習しています。行く高校は別でも夜須の海で一緒に練習しています。
福富 サッカーもそういう方針も検討しています。現在中学校に「コラソン」というチームがあります。高校にはありません。愛媛には愛媛FCユースという高校生チームがあります。Jリーグには各チームにはサテライトチームがあります。国体などにもそのチームが出場しているところもあります。
確か記憶に誤りがなければ、現在英国プレミアリーグで活躍しています稲本潤一選手はガンバ大阪ユースの出身で、高校のサッカー部に所属していませんでした。そこからプロになった例ではないでしょうか。
北代 佐川中学からJリーグのジェフ市原に行った子供達が何人かいたようですが・・。
福富 そうですね山口選手もそうです佐川中学から、高校は関東の高校へ行きながら、ジェフのユースチームからプロになりました。現在はガンバ大阪で活躍しています。

高知国体の影響はいかがですか?いい方向に変わりましたか?また芝のグランドが国体で出来ましたが増える傾向にあるいのでしょうか?
福富 芝のグランドがこれから増えるという展望は今のところないですね。現在、佐川、日高、春野、野市、南国などをかなりの頻度で使用しています。それでは芝がすぐに駄目になります。ある程度高いレベルの試合のみにするとか。1箇所のみを使用しないとか。転々と使う。たとえば今日は日高でしたら、明日は佐川でするとか。そうした工夫も必要です。1日に何試合もしないとか条件をつけて芝の養生をしませんといけません。管理をしていただいて長く維持しないといけませんね。