ジャズの歴史について
 今週のゲストは、高知で「ジャズ音楽の生き字引」といわれているアルテックの青山清水さんです。今日のテーマは「ジャズの歴史について」でお話を伺います。
 ジャズはアメリカ南部で発生したと言われています。アフリカ音楽やいろんな音楽が融合して出来上がった音楽と言われています。
まず伺いますが、だいたい何年ごろに誕生したと言われているのでしょうか?かなり歴史は古いのでしょうか?
そうですね1900年ぐらいではないでしょうか。記録にありますのは。
白黒の映像で見ますと、私でも知っている有名なジャズ演奏家が、レストラン風のと ころで演奏しています。お客はホールではなく飲食しながら演奏を聞いていたようですが。 昔はそういう形だったのでしょうか?
 ジャズ自体がクラッシックのように鑑賞するものではありませんでした。だから酒場を盛り上げるものとか。飲食しているときにBGMのように流すとか。
 黒人の音楽と言われていますが、全く黒人ばかりでつくられたかと言いますとそうではありません。
 黒人だけですとアフリカンになります。アメリカ南部にはフランス人が多くいました。北部はイギリス人ですね。南部のフランス人との間で出来たクレオールという人たちが、楽器は西洋音楽、リズムはアフリカ、音階も違います。それがブルーノートと言われています。半音ずれた音ですね。
 それを使用したものがジャズと言われています。
 楽器自体がなかったので、ドラムと叩くものだけでは音楽になりにくい。それでクラリネットとかベースであるとか、チューバとか、管楽器も使って演奏するようになりました。
青山清水さん
 アメリカ南部と言いますルイジアナでしょうか。昔植民地時代があり、イギリス領になり独立したという歴史があるのでしょうか。そういう影響があったのですね。
昔高知にもありましたが、キャバレーとかダンスホールとジャスは関係が深かったの でしょうか?
 多少はあったでしょう。歌手が来るのでバンドがいるとか。踊れる音楽とか。スイングジャズで、ベニー・グッドマンとかグレン・ミラーなどのジャズが演奏されていたのでしょう。
 ジャズはニューオーリンズで誕生し、シカゴで経由し、ニューヨークで移りました。ジャズはニューヨークでより発展したのでしょうか?
 そうですね。最初はニューオーリンズジャズのような、クラリネットとトローンボーン、トランペットで演奏していました。そしてビックバンドの時代が来ます。スイングジャズの時代でベニー・グッドマンとかバンドリーダーの時代がありました。
 バンドリーダーから歌手の時代が来ます。バンドリーダーが1コーラス吹いて、歌手が歌っていました。歌手の出演が終わるとお客が帰る様になりましたので、歌手がバンドを雇う時代になりました。
 ニューヨークでは、ビバックと言いましてチャーリー・パーカーらがジャズの革命が起きました。鑑賞する音楽になりました。
 コンサートホールで聴いたり、酒場でも真剣に聴くようになりました。それまでもSP時代は78回転のレコードですから、3分以内に収めよう。3分間芸術と言われていましたが、だんだん長く演奏するようになりました。
ビックバンド。オーケストラ形式の複数の管楽器、ドラム、べースなどで編成されています。
 私もニューヨークの観光のおり訪れたビレッジバンガードやブルーノートというのはジャズ喫茶名のですか、ジャズ酒場なのでしょうか?
 ライブハウスですね。始めは52丁目といいまして、ニューヨークのハーレムのほうで、仕事終わってみんなで実験的なことをしている。それがモダンジャズの創成期です。
 モダンジャズと言いますと私らでも知っているのは、コルトレーンでしょうか?
 そうですね。ニューヨークでアーチストが増えてきますが、今度は仕事がなくなってきます。今度は映画の時代が来ます。そこの仕事が出てきました。撮影した映画に譜面を見て音楽をいれる仕事が出てきました。
 それがウエストコーストジャズの全盛になりました。アート・ペッパーなどはその代表の1人です。

 東京と大阪のようにそれぞれが競い合って発展してきたようなものですね。

モダン・ジァズ・カルテット(MJQ)です。

(写真は青山清水さん提供)

 富士通コンコードジャズフェスティバルで来日されるアーチストも、そのあたりのなかから出てこられた人たちなのでしょうか?
 それを引きづっている人もいますし、それを乗り越えて、演奏されている人もいます。85歳の人も来日していましたし。スヌーキー・ヤングと言います。ビッグバンドの一員ですね。トランペットです。
 
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